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私がわたしになれる本 | |
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今回ご紹介するのは欧米のベストセラー
「What you think of me is none of my business」。
直訳すると、「あなたが私について考えていることは、私には何の関係もありません」。
まさしくこの本のテーマがずばりこれなのです。
こんなに素晴らしい本に偶然めぐりあえるだけで奇跡です。買って良かったと必ず言ってもらえる一冊です。
ウィッタカー著『私がわたしになれる本』の内容をご紹介しましょう。
著者は、誰もが幸せになれるといいます。人はみなポジティブにも、ネガティブにも選択できる。ネガティブな選択を自らしている人などいない、みな無意識に選択しているのだという当たり前の指摘が、すこぶる鋭いです。
著者は「本を読んで多少人生がよくなった」で終わって欲しくなく、読者の人生が完全に、根本的に変わることを望んでいます。
お金や地位を得て幸福になり、心が安らぐのではなく、心が安らぐことで、幸福になり、お金や地位がやってくると著者はいいます。これもまた人生の真理です。
幸福は、他人とは関係なく、自分の心から湧き出るもの。ならば、罪悪感もまた、人とは関係なく、自分の心から湧き出るもの。著者は意識的に幸福な人生を選択するようすすめています。
他人に認めてもらいたいという過剰な欲求を捨て、「自分を認められるのは自分だけ」という真理に気づいた時、人は幸せになると著者はいいます。自分だけを頼れるようになれば、人を値踏みしたり、利用することがなくなるのです。これは奇跡です。
自分を変えられるのは自分だけ。何につけても自分の問題は自分だけが解決できるのです。
人と意見が違っても当然です。人を単なるエネルギーの経路とみれば、他人に固執する悪いくせもおさまります。所有できないものを所有しようとするから問題が生じるのです。
著者は幸福感や安心感が自分の内部にあると思える人は、幸福な結婚生活を送れる可能性が高いと言います。自分の外に幸福を見出すと、離婚の可能性が高くなるそうです。
自分を愛せるのは自分だけ。「自分を〜するのは自分だけ」というモチーフの繰り返しですね。人に何かをしてもらおうとすると問題がおきる。この真理を深く心に刻みましょう。
『私がわたしになれる本』とにかくおすすめの一冊です。KKベストセラーズのこの装丁シリーズは、どれもすばらしい本ばかり。中古や文庫版で安く手に入るので、ぜひご購入ください。