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TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究 | |
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発売当初からずっと気になっていたのですが、ようやく買って、読了しました。もっと早く読んでおけばよかった!
時間管理のテクニックについて述べる本かと思えば、人生の歩み方について述べる哲学的な本です。
著者は自分の価値観を日々の行動に反映させていくことを勧めます。「最も大切なものは、決して犠牲にしてはならない」という言葉、当たり前の真理なんだけど、いかに大切な時間を犠牲にして生きてきたかを痛感しました。
一日のうち三時間を自分の大切なことのために使うこと。決めるのは自分自身です。
「人格とは、価値ある決定を、決定したことが去ったあとでも確実に遂行していく能力」。自制心とは、約束したことを守り通す能力。
「人は需要と供給の法則によってではなく、その人の人間としての価値によって恩恵を与えられるべきである」
恐怖や義務に基づくのでなく「〜したい」という愛情に基づいて行動を起こすこと。
自分自身を10点満点で評価するとはたして何点か? 親、趣味人、労働者、友人、チームメンバーなど、それぞれの役割に応じて得点が出るけど、はたして何の役割もこなしていない、中心の「自分自身」は何点なのか? 著者は、中心にいる役割なしの自分自身は、誰でも10点満点だと言います。しかし、ほとんどの人はこの真ん中の自分に10点を上げられない(私もそうでした)。自分の基本的価値観に10点を上げましょう。
読み終わって、ハイデガーの『存在と時間』と同じ類の本だと気づきました。『存在と時間』も、時間について語りながら、いかに多くの人が人生の時間を無駄にしているかを嘆いています。
全ての時間論は人生にいたる。