宝刀
 牢獄には、董卓によって囚われた囚人がいる。彼らは董卓を恨んでいるから、救い出せばきっと仲間になってくれる。
 そう思ったあなたと曹操は、地下への階段を降りた。

 牢獄には数十人の男女が囚われていたが、その中の一人に曹操は目を止めた。ひどく汚れてはいたが、どこか品格を 漂わせている老人である。

(曹操)「王允殿ではありませんか!」

(王允)「これはこれは、曹操殿。このような場所になぜ来られましたか」

(曹操)「もちろん、悪鬼董卓によって捕まった者を救うためでございます」

 彼はすぐさま鍵を壊そうとしたが、それを王允は手で制した。

(王允)「ここにいる者は、皆食事すら与えられず、助けられたとしてもとても曹操殿のお力にはなれません……。
それよりもこれを……」

 彼は奥の壁の方へ向かい、何かを手にとって鉄格子をはさんで再び曹操の前に座った。

(曹操)「これは……?」

(王允)「邪悪なるものを映す宝刀でございます。董卓を倒すのでしたら、どうぞこれをお持ちください」

(曹操)「これはかたじけない」

(王允)「董卓は相国の間におります。どうぞ気をつけて」

 あなたたちは牢獄を後にした。目指すは相国の間。狙うは董卓の首ただ一つ!!

選択肢はありません
相国の間