北海道・東北ツーリングU


2001.07.29.Sun.
 3:15起床。つーかよく眠れなかったからとりあえず寝床から出たってカンジ。昨日、昼間ずっと寝てたから、夜眠れなかった。ま、あと二時間もすれば苫小牧港に入港なので構わないでしょう。顔を洗いラウンジで外の景色を見ながら、昨日買っておいたパンを食べて時間を潰す。程なくして、フェリーは苫小牧港に到着。下船準備へと移った。
 バイクは一番下のデッキだったので、下船の順番も最後だった。結局、下船できたのは6:00頃。苫小牧の天気は曇りだった。気温は少し肌寒いぐらい。これでに北海道上陸は4度目になった訳だが、それでも「来たぞォ!」と思えるのはやはり北海道ならではであろうか。
 下船したらすぐに走り出し、道道259を東へ。R235を暫く東に行ってからR237で北上するつもりだったのが、いきなり道を間違えてR234に行ってしまう(汗
 沼ノ端のJCTで日高自動車同方面に行かなければならなかったのに、直進してしまったのが失敗。そう言えば、去年も間違いそうになった。よく看板見なきゃイカンね(^^;
 ま、北海道は道間違えてもすぐにリカバリが利くから問題なし。途中で右に曲がって道道10に入り、道道59、74とつないでR237と合流した。結局は近道した訳だ。
 それにしても、やっぱり北海道は走りやすい。車は少ないし信号なんて殆どないし。良いねぇ、北海道。
 R274との交差点では右折し、日勝峠方面へ。この辺りから雲が徐々に薄れてきて、天気が良くなってくる。日勝峠手前の原生林の緑が綺麗だ。しかし、峠に来るとガスって見通しが悪くなる。仕方ないので峠は素通りして、清水町まで降りてくる。清水町の南4条11の交差点で左折し、R38を北上。狩勝峠へ。しかし、峠付近に来るとまたも曇ってくる。ちょっと寒い。この時点でまだ 8:00ちょい過ぎ。峠のパーキングでそばを食べてから出発した。R38を富良野方面へ。峠を下るとまた天気が良くなってきて、富良野手前のガソリンスタンドで給油した時は、もう暑いぐらいだった。この時ホクレンで給油したのだが、恒例のホクレンフラッグを貰う。これ貰うと夏の北海道ツーリングに来た!ってカンジになるね。今年のホクレンの旗は3色あるそうで、一人一本になったそうだ。みんな欲しがるから、旗足りなくなっちゃうんだろうな。しかし、3色あるなら全部揃えたくなるのが人情ってもんでしょう。3色欲しいぞ、ウン。因みに、この時貰った旗は青でした。
 この時ついでに思いついたのが、GPSの利用。本来は G-FORTと組み合わせてナビゲーションにしようと思っていたのだが、今回は北海道の地図データを揃えるのが間に合わなかったので、G-FORTを持ってきていなかった。しかし、GPSだけは一応持ってきていたのだが、これにはオド機能があるのでサンダーエースのオドメーター代わりに使えると思った次第。
 オイラが持っているGPSは、GARMINの eTrexというハンディタイプで、給油したときにこれのオドデータをリセットした。これでオイル交換のタイミングも判りやすくなるだろう。給油の時にオドデータを確認すれば、給油のタイミングもつかめる。持ってきておいて良かった!
 さて再びR38を富良野方面へ。富良野市に入ると、国道脇にメロンの直売所を見かけるようになる。ついそのうちの一つに寄ってしまい、一箱買ってしまった。宅急便で実家に送ってもらうようする。これで一つ楽しみが出来た。
 その後は富良野駅前に行って観光案内所で地図を貰い、ラベンダーアイスを食べながらどこへ行こうか考える。だが、「北の国から」で有名になって観光地化されたせいか、俗っぽいところばかりでオイラが行きたいと思うような所は少ない。それでも富良野と言ったらラベンダーぐらいには考えていたので、ラベンダーが見られる所に行く事にする。
 手近なところで、「香彩の里」という所に行く事にした。R237を北上して10分ほどで到着。丘の斜面を紫色に染めて、ラベンダーの花が咲いていた。ところで、ラベンダーというとどうして丘陵に咲いているところイメージするのかと疑問に思っていたのだが、ラベンダーが乾燥したところに生える植物だからだと、ここで初めて知った。水保ちの良くない斜面を使うのはその為だ。つーか、そういう所ばっかだからラベンダーの栽培をしているんだろう。
 しばし花と戯れた後、香彩の里を後にして日の出公園に向かう。R237を北上し、上富良野で右折して道道291を十勝岳方面にちょっと行ったところに、日の出公園がある。ここの展望台の周りにもラベンダーが咲いているのだが、ラベンダー畑の面積は香彩の里の方が広い。展望台を降りた後、公園内の食堂で昼食にする。この時点で 13:00を過ぎていた。昼飯はラム肉セット \800。昼間っから鉄板の前で、汗をダラダラかきながら焼き肉食いました(^^;
 腹一杯になったところで汗を流す為に、温泉に入りに行くことに。道道291をそのまま十勝岳へと向かった。
 道道291のコーナーを楽しみ、行き止まりの十勝岳温泉、凌雲閣の風呂に入る。入湯料は大人一人\800。ちょっと高いと思ったが、入ってみて納得。露天風呂では、目の前に噴煙を上げる十勝岳を眺める事が出来、最高の眺めだった。山好きにはたまらない眺めだ。
 風呂から上がった後は道道291をちょっと戻って道道966を行く。ちょっと行ったところにある吹上露天の湯に寄る。ここでも温泉に入っていこうと思っていたのだが、昼間っから沢山の人が入浴して混み合っていたので諦めた。
 その後は十勝岳展望台に寄って十勝三山を眺め、道道966を美瑛方面に下っていった。美瑛からはR237を北上して旭川へ。17:00頃、旭川に到着して今晩の寝床を探そうと思ったのだが、久しぶりに車の多い街中を走りなんとなくウンザリ(^^; もう少し先に行くことにする。ツーリングマップルを見ると、上川町にライダーハウスがあると書いてあるので、そこまで行くことにした。R39で旭川から東へ行き、18:00頃には上川町まで来た。そこで二件あるライダーハウス「北の元気村」と「ち炉りん村」というのを探した。間もなく、国道沿いに「北の元気村」の看板を見つけて入ったのだが、ここが何とも……。周りは草が丈高く生い茂り、廃屋としか思えない建物がいくつか並んでいる。しかも明かりは灯っていない。受付らしい建物の前にサンダーエースを停め様子を見てみたのだが、ここはもう潰れたのだなと思って出発しようとしたら、受付の建物からお婆さんが出てきて「いらっしゃい」と言われた。どうやら潰れてはいなかったらしい。しかし、どう見てもちゃんと管理はされていない。しかしお婆さんを見ていると、なんとなく「隣のち炉りん村に行くから」と言って断る事が出来なくなり、結局利用者名簿に記名する事に。宿泊料\800も払ってしまったので(我ながら人が良すぎるとは思う……)、今晩はここで泊まることにした。たった一人で。
 とりあえず荷物を宿泊所に運び込んで、給油と食料調達に出た。R39を旭川方面に20kmほど戻ったところに、まだ開いていた出光のスタンドがあったのでそこで給油。それから再び上川町方面に戻って、途中で見つけた食堂でラーメン、チャーハンセット \900で腹ごしらえをした。
 その後、ライダーハウスに戻る途中に雨が降り出し、這々の体で戻ってきた。幸い、バイクは宿泊所の軒下に停められたので、一晩中雨に晒されるのは避けられそうだ。
 その後は早々に寝ることに。だって一人っきりで何もする事がないんだもん。北海道のライダーハウスでこんな寂しい思いするの、初めてですよ!
 ま、雨が大降りになってきて、それをしのげるだけましと考えましょう。お休み〜。
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