考察・外惑星動乱
〜外聯は何故戦うか?1〜
gairen"PEKE"press March 

村田[従五位下治部少輔]健治

 

 ――甲紀20年7月、やねこんの間隙をついて勃発した外惑星動乱。

 人外協の中でもなんら注目を浴びることのなかった、地方在住の新入隊員達が突如反乱を決意、外惑星聯合を創設し七夕をもって開戦に到った。しかし外惑星動乱とは一体何であったのか、外聯は何のために戦いを選んだのであろうか。
 非外聯隊員の中には外惑星動乱を独立戦争と見る向きも多い、しかし当の外聯は「我々は別に独立を目指している訳ではない」「人外協あっての我々」等とその考えを否定する。では外聯は何のために開戦に踏み切ったのか。
 そこには外聯隊員達の人外協に対する熱い思いが隠されていた。
 外聯創設期のメンバーには、ある共通項が見られる。
 それは「折角、サークルに入ったんだから、アクティブな活動がしたい」という思いを持って人外協へ入隊してきたということである。しかし彼らの多くはそこで「例会に頻繁に出掛けられる訳でもなく、いまひとつ入り込めない」という現実にぶつかり、挫折を味わって来た。 そして、そんな彼らが出したひとつの結論こそが「オンラインでも交流を楽しめる場というか受け皿を造りたい」という考えであり外惑星聯合であった。
 外聯創設期のメンバーにとって、外惑星動乱とは彼らの生き残り闘争だったのである・・・。(続く) 


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