#428 久々にプリンタを購入

2020/02/14

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 気が付くと、我が家にはプリンタが3つもあったりする。もともと持っていたものはH社のプリンタで、これは妻のデスクトップパソコンに繋いでいる。これに加えて、コピーやスキャンができるH社の複合型のプリンタを新たに買って、これはネットワーク接続ができる機種である。更に実家で不要になったE社のプリンタが、DVDレーベルを印刷できる機能を持つものだったので、これも引き取って私のデスクトップパソコンに繋いでいる。

 これらはいずれも我が家の2階に置いてあるのだが、実は一番よく使うパソコンは1階のダイニングにおいてあるノートパソコンであり、ここからネットワーク経由で繋がったプリンタに出力して、2階に結果を取りに行くということをしていた。

 概して本体が廉価なインクジェットプリンタは、その分消耗品であるインクカートリッジが割高であったりする。というよりも、メーカーの方がそうやって儲けを出すというビジネスモデルが確立されている。もちろん、そういったことに対するネガティブな意見もあり、そのため頻繁に使うユーザーのために、ランニングコストを抑えたインクタンク式の機種を発売しているメーカーもある。

 インクカートリッジ代を節約したい人たちのために、各社のプリンタと互換性のあるインクカートリッジや、メーカー純正のインクカートリッジにインクを補充できるキットなども存在する。これらは概してメーカー製のものよりも廉価で販売されており、プリンタメーカーも、こうした互換カートリッジや互換インクを使った場合の保証をしないなどの対抗措置を取ったりもしている。

 白状すれば、私もインクカートリッジ代に音を上げて、こうした互換インクカートリッジや互換インクを使ってみたこともある。しかしながら、やはりこうしたものを使うと、仕上がりが綺麗ではなかったり、ひどい場合はかすれたり逆にインクが出すぎて裏写りしたりというようなトラブルが発生する場合がしばしばあった。やはりメーカー純正のインクカートリッジを使った方が無用のトラブルを避けられる安心感がある。

 そうでなくても、現在使っているプリンタ群はどれも購入してから5年以上は経過しており、紙送りの機構が甘くなっていたり、ドライバが最新のOSに対応しきれなくなってきたりしていて、年に一度の年賀状大量印刷の際にトラブルを引き起こしかねない状況になりつつあった。年賀状の書き損じは1枚あたり5円の手数料で郵便局で交換してもらえるものの、手間もお金も時間もかかるので、そういうことはできれば避けたいものである。

 ということで、1階で印刷する利便性も考えて、高いものでもなし、まともに動くコンパクトなインクジェットプリンタをもう1台買った次第である。本体だけなら、最近は5000円も出せばスキャナもついた複合プリンタが買えてしまうし、おまけにインクもついてくる。下手をすればインクカートリッジを単品で買うよりも安いくらいである。いろいろ見繕って、1階のインテリアにマッチする白色の廉価なC社のプリンタを購入。

 メーカーの違いもあるのかも知れないけれども、新しく買ったプリンタはセットアップも非常に楽である。言われたとおりにやっていけば、ネットワーク経由の接続も含めて何の問題もなくセットアップが完了した。年賀状の印刷そのものも、1枚のミスプリントもなく実にスムーズに終わってしまう。さすがにカラーのインクはだいぶ消費してしまったので新しいインクカートリッジを購入したが、今後の使用頻度を考えれば、しばらくはもう購入しなくて済みそうである。

 ということで、プリンタの主役はこの新しいプリンタに取って代わられた感じであるので、2階にある古くて調子の悪いプリンタは、順次不燃ごみとして処分していくことになろうかと思う。


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