2006/02/07
我が家では、誕生日やクリスマスなど、何かとイベントの折には妻と私でお互いプレゼントをあげることにしているのだが、昨年のクリスマスプレゼントに私がねだったものは、何のことはない、液晶ディスプレイであった。どうして私はこう味も素っ気も無い電脳モノなどプレゼントにしてもらうのだろう。
それはそれとして液晶ディスプレイである。液晶テレビが普及したことで、価格競争が活発になってきたためだろうか、パソコンの液晶ディスプレイも近年はだいぶこなれた値段になってきた。19インチ以上のものはまだまだ値が張るものの、17インチでSXGA（1280×1024）表示可能なものであれば、2万円台で買えるところまで落ちてきた。
現在のCRTモニタは同じ17インチでUXGA（1600×1200）まで表示可能なのだが、それ以上に容積が大きく嵩張っており、机の上が邪魔で仕方がない。奥行きがあるため画面が目に近く、あまり目にもよろしくない。以前は液晶ディスプレイの解像度の低さに物足りなさを感じていたが、XGA(1024×768）だと確かに物足りないけどSXGAまで表示できればとりあえずいいかと考えるようになり、更新することにした。
この際ビデオカードもDVI方式のものに替えてしまってもよかったのだが、そこまでやると予算オーバーなので、RGB接続で安いスピーカー内蔵液晶ディスプレイを適当に物色し、ネットショップで購入。年末で週末であったにもかかわらず、注文して2日ほどで届いてしまった。やっぱりネットショップは便利だわ。
そんな次第で今更ながら、家のパソコンも液晶ディスプレイに更新した。スピーカー内蔵なので、これまた場所を取っていたスピーカーも机から追い出す。ついでに机の上のレイアウトも変更し、中央にデスクトップ機の液晶ディスプレイ（今回購入したもの）、左右には10年来現役のPC9821のノートパソコン（DOS）と、秋葉原で2万円で買った中古のWin98パソコンが並ぶ。机の手前20cmは常にクリアな状態にしてある。このエリアはいよいよ子供が手を伸ばすようになってきているからである。ちなみに本棚の下から3段目も子供に蹂躙されるようになったため、不要な書籍を処分して、万一びりびりにされても構わないモノしか置かないようにしている。
実際のところ、液晶ディスプレイにしたから何かが劇的に変わるというものでもないが、少なくとも画面が奥に引っ込んだので目には優しくなったと思われるし、CRTで発生していた画面辺縁部の歪も無くなったようである。デフォルトだとかなり輝度が高いので、ECOモードにしてあるが、それでも十分な明るさがあるし、消費電力もかなり下がったと思われる。付属のスピーカーについては、まあ付属だからして、音質を期待する方が間違っているというものだが、音楽など聴くときは別途ヘッドホンにすればいいのだし、イベント音が鳴ればいいくらいのものだと割り切ればいい。
で、不要になったでかい17インチCRTの方であるが、まだ使えるものなのでHARD OFFなどに引き取ってもらおうかとも考えたが、5年前のものだと値段もつかないと言われてしまい、重い思いをして持っていくのも馬鹿馬鹿しいので、無料の廃品回収に引き取ってもらうことにした。最近はリサイクル法のおかげで処分にお金がかかってしまうことを考えれば、無料で引き取ってもらえるだけありがたいと思わなくてはならない。
ちなみに妻へのプレゼントはパカラのネックレスである。長く使うという観点から見れば、妻の方がプレゼントするに価値のあるものをねだっていると評価せざるを得ない。