#073 あれから1年

1999/07/26

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 この連載も開始してから1年を迎えた。今回は1年を振り返る意味で、過去に取り上げたネタについてその後どういう状況になったかを報告しようと思う。電脳の世界で1年というのは一昔を意味すると言っても過言ではなかったりするのであるが、私個人のことに限っては、総じて見ると、大して変化していないようである。

★パソコン

 自宅ではWindows95マシンであるPC9821-Xa12と、DOSマシンとしてPC9801-Ld、携帯端末としてのHP200LX。職場ではDOSマシンとしてEPSONのPC-486NOTE AUと、Windows98マシンとして、昨年暮れに入ったVAIO PCG-733が動いている。この1年のうちにハード的な増強を行ったのは、自宅のWindowsパソコンにメモリとHDDの増強プリンタを購入したことくらいが大きな変化で、あとは大して変化していない。というよりも、このぐらいがハード的に手を加えて環境を改善できる限界なのではないだろうか。

★Windows

 相変らず嫌いである。職場のVAIOにはWindows98がプリインストールされているが、これを使っているからと言って「おおお、これは便利だ。是非自宅のパソコンのWindows95もバージョンアップしよう」なんてことには全然なっていない。自宅の方はWindows95のままであり、それで特に不自由しているわけではない。とは言え、特別便利に使っているというわけでもなくて(そのための努力をあまりしていないということもあるのだろうが)、普段のデータ管理は結局の所MS-DOSを相変らず使い続けている。

★インターネット環境

 現在私が家で専用線の環境でインターネットを利用させていただいている「CATV高度化計画実証実験」は2年目に入り、もちろん継続して参加させていただいている。ただし2年目からは月額3000円取られるようになってしまった。釈然としない部分もあるが、これだけ便利な環境を常時利用できるのならば、月3000円くらい安いものだと思ってしまう。いい環境に慣れさせておいて、あとでなかなか抜けられないようにするのは、言い方は悪いが麻薬のようなものである。つまりネットワーク依存症はちっとも直っていない。

★メール

 最近どんどんでかいメールが送られてくるようになるし、私も必要に応じてでかい添付ファイルをつけて送ったりするようになってしまった。インフラの整備以上にメールの流通量が物凄い勢いで伸びているのは明らかであり、今後がちょっと心配である。

★携帯電話

 2台目のP205を今でも使い続けている。メモリ編集ソフトも導入し、電話番号の11桁化も問題なくスムーズに移行できた。現在登録番号数は370を越えた。現在の携帯電話は軽くて確かにいいのだが、ボタンの誤押下が多く、ポケットに入れておくと勝手にどこかに電話をかけていたり、ドライブモードに入っていたりして受信ができなくなっていたりするので油断ならない

★MD

 MDコンポもMDウォークマンも健在である。壊れない限りは使い続けているだろう。そして相変らずミーハーな歌謡曲を追いかけている。さすがに「だんご三兄弟」は入れなかったけど。

★デジカメ

 これも相変らずDimage-Vである。今となってはロートルもいいところだが、使い勝手が気に入っており、結構重宝している。撮った画像はもう1枚のMOには納まりきらなくなってしまった。レンズの明るいデジカメが欲しいと思う場面もないではないけど、まあ記録程度ならこんなもんで充分でしょう。

★腕時計

 電話番号とスケジュールを記録できる腕時計に替わって、携帯電話の着信に反応して震動するCASIO製「VIVCEL」という時計を誕生日のプレゼントとして買ってもらい、今ではそちらを愛用している。これにより携帯電話の取り忘れが減って非常に重宝している。

★腰

 気をつけているせいか、その後腰痛はほとんど発生していない。喜ばしいことである。電脳生活を楽しむためには、なんにせよ健康が一番大切である。


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