キャスト エレーヌ・ヴァンサン(ミシェル「セラヴィ!」)/ガーラン・エルロス(孫ルカ)/リュディヴィーヌ・サニエ(娘ヴァレリー「
スイミング・プール」)/エレーヌ・ヴァンサン(親友マリ=クロード)/ピエール・ロタン(マリ・クロードの息子ヴァンサン「
アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」)
メモ 2025.6.4(水)大阪ステーションシティシネマ
あらすじ
ブルゴーニュの田舎で暮らすミシェルは家庭菜園や旧友のマリ=クロードとキノコ狩りの毎日。パリに住む娘と孫が訪ねて来るのを楽しみにしている。
感想
美しい映像に緊張をはらむ物語。サスペンス映画の様。
仲良しのふたりがきのこ狩りをしている所や、パリのアパート前でヴァンサンとルカが交差するシーンでこちらに起こるざわざわ感。
ほのぼのしてたり、なんてことない場面のはずなのに事が起こる前に不安を感じさせる手腕のフランソワ・オゾン監督。健在やわ。
秋は実りの季節。家庭菜園ではラディッシュやかぼちゃを収穫し、森ではきのこ狩りの頃。
子供を育てあげ働き終えたミシェルとマリ・クロードは人生の円熟、黄金色の実りを迎えているはずが、それぞれ子供に苦労し悩みがある。
子供は野菜やきのこの様にはいかない。
赤の他人に悪意を持つ人々がいる世の中、生き抜くためにそれぞれがとった選択やったな。