RotPDFC (RotPDFのコマンドライン版)

コマンドライン操作で使用する実行ファイルは RotPDFC.exe のみです。

使用方法

表記法において  []内は省略可能  'A | B'はA,Bいずれかを選択
PDFファイル名は必ず拡張子「.pdf」(あるいは「.PDF」等)を付けてください
また引数であるファイル名やパス名中にスペース' 'を含む場合は、
その引数を""で囲ってください

RotPDFC XXX.pdf [/n] [ [YYY.pdf | (フォルダ名)][/p(ページ数)] ] /r(角度)

XXX.pdf 回転元のPDFファイル名
/n 経過を標準出力に表示しない
YYY.pdf 回転後の作成ファイル名
デフォルト:元のファイル名に -r を付加
(フォルダ名) 作成ファイルの保存先フォルダ名
(ページ数) 回転させるページ (例 /p1,5-8,15- ) デフォルト:全ページ
(角度) 回転させる角度(時計回り) /r90,/r180,/r270 のいずれか

※RotPDFC では、指定するオプションの任意の引数(群)を
オプションファイル(テキストファイル形式)で置き換えることができます
特に、コマンドラインの指定文字数制限で
すべての引数を列挙できない場合にご使用いただくと便利です
オプションファイル中の改行文字は空白文字と等価です
オプションファイル中 ';' が見つかると';'以降行末までは無視されます
オプションファイル名は任意です。(但し、拡張子 .pdf は除きます)
オプションファイル中であっても、ファイル名やパス名中に
スペース' 'を含む場合は、その引数を""で囲う必要があります。

戻り値

0: 正常
1: 引数設定不良
2: オプションファイルが読み取れない
3: 元のPDFファイルが見つからない
4: 指定フォルダが見つからない
5: 回転角度指定不良
6: 元のファイルが暗号化されているものあり
8: 元のファイルで読み取れないファイルがある
9: 作成ファイルで書き込めないものあり
10: その他のエラーを起こしたものあり

使用例

  • カレントフォルダにある a.pdf のすべてのページを右に90度回転させます
    カレントフォルダに回転後のファイル a-r.pdf が作成されます

rotpdfc a.pdf /r90

  • c:\source フォルダにある b.pdf の5ページ目以降を右に270度回転させます
    c:\dest フォルダに回転後のファイル b.pdf が作成されます

rotpdfc c:\source\b.pdf c:\dest\*.* /p5- /r270

  • カレントフォルダにある全PDFファイルのすべてのページを右に180度
    回転させます
    カレントフォルダには元ファイル名に -r のついたファイルが作成されます

rotpdfc *.pdf /r180

  • カレントフォルダにある c.pdf の 1〜3ページ目および6ページ目を右に90度
    4〜5ページ目を右に180度回転させます
    カレントフォルダには元ファイル名に -r のついたファイルが作成されます

rotpdfc c.pdf /p1-3,6 /r90 /p4,5 /r180

  • c:\My Documents\source フォルダにある source.pdf の 2〜10ページ目を
    右に270度回転させます
    c:\My Documents\dest フォルダに回転後のファイル dest.pdf が作成されます

rotpdfc option.txt

但し、option.txt の内容は以下の通り

;option.txt ここから
"c:\My Documents\source\source.pdf"
"c:\My Documents\dest\dest.pdf"
/p2-10
/r270
;option.txt ここまで