|
「遊戯」の別バージョン。 『3人遊戯』 うっかり。 そう、うっかりとしか表現のしようもなかった。 後悔したのだ、一瞬で。 いつものくせで、ノックもせずにアイジの部屋のドアを開けてしまったことを。 打ち上げにも顔を見せないで、部屋に篭りっきりだと聞いていたから。 ちょっと様子を見ようとなんて、思わなければよかった。 ベッドにはKOJIとアイジ。しかも裸で。 キリトはすぐに反応できなかった。 ほんの数秒考え込んでしまったばかりに、 すばやく動いたKOJIに部屋の中に引きずり込まれ、ドアが閉められてしまった。 「何すんだ」 キリトは振り向いて抗議する。 けれどもKOJIはしれっとしたまま、寝転がってるアイジに話しかける。 「アイジ、鍵閉めてなかったのかよ?」 「ごめ〜ん。忘れてた」 「しょうがないなぁ」 KOJIは背後からキリトを羽交い絞めにする。 ジタバタと暴れているキリト。 「離せっ!」 「どうする?アイジ」 「見られちゃったし、ね〜。ここは共犯ってことで」 KOJIが笑う。 「連れて来てよ、KOJI」 アイジの言葉に、ズルズルとベッドまで連行されるキリト。 「キリト軽くなったね。これくらいも解けないの?」 「やめ・・・。KOJI離せよ!」 「いいじゃん。一緒に楽しもうよ」 どんなに力を込めても、KOJIから逃れることができない。 「あんまり暴れないで。気持ちよくしてあげるから」 アイジはキリトの服に手をかけた。 「前はこうしてよく脱がせてあげてたじゃん。キリトが潤々を選ぶまでは」 「あ、やっぱりキリトは潤の?」 「・・・それ聞かれると、俺傷つく」 「アイジ、可哀相に。じゃあ存分に癒してやるよ。キリトで」 キリトは体を硬くする。 今、自分に起こってることが認識できない。 何が・・・どうなっているんだろう・・・・。 アイジの手がキリトの服を肌蹴させ、下穿きまで剥ぎ取られる。 両手で頬を押さえ込まれて、深い口付けを。 キツク食いしばる歯列を優しく舌で撫でられる。 「そんなに震えるなよ」 背後からKOJIの声がする。 「恐くないから」 いっそ冷たいKOJIの声。顔が見えなくてよかったと思う。 アイジの舌が離れ、今度は胸をなぶる。 感じやすい乳首はすでに外気にされされた時点で、プクリと立ち上がり何かを 待っているかのようだ。 「可愛い、キリト」 アイジの唇が優しく吸い付き転がされると、腰の辺りがむず痒くなってくる。 「もっとってキリトが言ってるよ」 身を捻るキリトに気づいたKOJIが煽る。 キリトの体が反応するたび、KOJIがアイジに教えるから。 「もっと、ソコがイイってさ」 KOJIの脚が後ろからキリトをくすぐる。 「あっ・・・」 思わず漏れる声に、キリトは縮こまった。 「アイジ〜。もっと下〜」 KOJIは構わずアイジを促した。 隠すことのできないキリトの中心が、すでに勃ちあがりかけていた。 「あ、ごめんね〜。気づかなくって」 アイジは赤い舌を見せ付けるように出して、ペロっと舐めた。 「やあっ!」 身動きできない身体がもどかしい。 火がつき始めた身体が苦しい。 「やめ・・・、離せ・・」 手の拘束を振りほどきたいのに、力が抜けてしまっている。 アイジは大きく口を開けて、キリトを含んだ。 その熱く柔らかい口内に眩暈がする。 今すぐ崩れ落ちてしまいそうなのに、KOJIがそれを許さない。 キリトは快楽の眩暈の中で、ふと尻の辺りに当たるモノに気がついた。 KOJIも全裸であったはず。 後ろから双丘の辺りを弄るのは、KOJI・・・。 気づいた瞬間、何かが腰から立ち上った。 「・・あっ・・・は・・ぁ」 前と後ろからの刺激に、変になりそうだ。 ぬるぬると、後ろが濡らされているのがわかる。 「・・やっ・・・。こー・・じ」 「どーかした?キリト」 KOJIにそう訊かれても答えられない。 その時KOJIが、そっと腰を引いた。 助かったと思う間もなく、アイジの指が後に回され、指が・・・探すようにくすぐる。 「・・・んんっ」 KOJIの液に濡れた穴にたどり着くと、アイジの指が勢いよく突き入れられた。 「アアッ!!」 「どーしたの?キリト」 今度はアイジが訊いてくる。 「痛・・い」 「嘘でしょ。こんなに濡れてるよ」 (それはKOJIが・・・) アイジの指が増やされる。 今度はキリトが焦れるほどにゆっくりと出し入れされる。 「やああっ・・・あんっ・・あ・・ぁ」 もう立っていられないのだ。 「もう・・離し、て・・。ダメ・・」 膝がガクガクと限界を訴えてる。 「アイジ、もうそろそろいい?」 「え〜?もっと見てたい」 不満そうなアイジ。 「きっちり、イかせてやるから。そこに寝ろって」 言われたように、ベッドに寝転がるアイジ。 KOJIは崩れきったキリトの膝に手を入れて、えいっと抱え上げて、 アイジの上に持っていく。 「この辺かな?」 「もっと後ろ。いいよ、ソコ」 アイジが自分のモノを手で支えて位置を固定する。 キリトが何をされるか気づいた時には遅かった。 「あっ!あぁあああああああ!!」 勃ち上がったアイジの上に、KOJIによって乗せられた。 硬く、大きなモノに深く貫かれる。 脳天までも貫かれたようで、身体を震わせるだけで指一本動かせない。 「あれ?キリト、大丈夫〜?」 アイジが上半身起こして覗き込んだ。 その行為だけでも、内部のアイジに抉られて苦しい。 「ちゃんと慣らしたか?アイジ」 「うん。・・・もしかしてキリト、ご無沙汰?」 「潤はどうしたん?」 「潤々、こういうの淡白だから。ねえキリト、最後にやったのいつ?」 「・・・・・」 「ねえキリト?」 アイジが内部を抉る。 「・・・2週間、前・・」 観念してキリトが答えた。 「そんなに放っておかれたんだぁ!」 「そっか。言ってくれればいつだって俺達で相手したのに」 じゃあ、とKOJIはキリトの膝裏にもう一度手を入れ、少しキリトの身体を浮かした。 「手伝ってやるよ」 ずるっと半分だけ抜かれ、KOJIに身体を揺すられる。 「あ、あぁ・・・」 激痛のような、それでいて甘美な痺れにキリトは完全に弛緩していた。 「アイジも手伝えって」 「うん」 内部のアイジが右に左に動いている。 「ふ・・はぁ・・・。あっ・・・」 ちっとも自由にならない身体。 ちっとも自由にならない快楽。 「あんっ・・あっ・・・あっ・・・あっ・・」 じれったい。 ソコじゃないのに! もっと・・・。 「うああっ!!」 いきなりKOJIの手が消え、キリトは深くアイジのモノを受け入れさせられた。 「ごめん、手がすべちゃってさ〜」 「気をつけてよ〜」 KOJIが再度キリトを持ち上げる。 「あ、すっげーキリトったら俺の締め付けてる。離したくないって」 「え?」 KOJIがまたキリトを取り落とした。 「あっ・・・・・・うぅ・・」 全体重でアイジを受け入れざるを得ないキリト。 そのままキリトは手を伸ばして、再度KOJIが持ち上げる前に、アイジにしがみついた。 「もう・・・やめっ・・・。ヤダ。アイジ、ヤダ・・」 「どうする?KOJI」 「アイジの好きにすればいい」 KOJIは少し離れた椅子に腰掛けた。 「う〜ん、と。じゃあキリトが自分でしてくれる?」 キリトは濡れた瞳でうなづくと、自分から身体の位置を直して、アイジをゆっくりと 埋めていった。 全て飲み込んで息を吐き出し、腰を揺らす。 内部が歓喜を持って収縮しているのがわかる。 前から横から。二対の目に見られている。 それがどうしたというのだろう。 「はあっ・・・んっ。・・ぁ・・・んっ・・んっ・・」 息が、動悸が激しくなる。 身体が喜んでる。 「気持ちイイの?キリト?」 アイジの問いに、キスをもって応える。 すでに勃ち上がりきったキリトのモノが、雫を滴らせていた。 アイジがキリトのモノに指をかけると、内部がより一層キツク締めつけてくる。 「あんっ・・あいじ・・。あい、じ・・。も、して・・・」 アイジは、キリトの腰を掴むと、下から突き上げる。 キリトは腰を振り続ける。 もうどうでもいい。 とにかく早くイきたくて、キリトはねだる。 「も・・・。あ、・・すごい、あいじ・・。ああっ・・はぁ・・」 一人、KOJIは二人の痴態を眺め続ける。 「もう・・、もう・・イっ・・・」 キリトの背が弓なりに反り、天を仰ぐ。 アイジが思い切り突き上げたのと、キリトが白濁とした液を放ったのは同時であったか・・。 KOJIはゆっくりと立ち上がって、キリトによって濡らされたアイジの腹に手を滑らせた。 「あーあ。こんなにしちゃって」 その濡れた手をキリトにかざす。 「舐めてよ、キリト」 今日初めて、KOJIの顔をまともに正面から見たのかもしれない。 笑っているようで、目だけが冷たい。 「俺にもしてくれるんでしょ?」 「あ・・・・」 身体が冷えていく。 「そうだよねえ。KOJIもやってもらいなよ。すげーイイから。俺手伝ってあげる」 「アイジはいいよ。・・・ね、してくれるんでしょ?キリト」 わくわくと楽しそうに見守るアイジの視線を浴びながら、キリトは濡れたKOJIの手を口に 含んだ。 逃げ場がない。 「ちゃんとイかせてやるよ。俺のアイジを振ったキリトくん」 キリトにだけ聞こえる様に囁いた。 誰も知らない3人遊戯。 北の地にて、熱い夜を。 Fin |