テーブルの上の毒蛇  

テーブルの毒蛇の話は、いろいろと応用できます。例えば、差別の問題です。毒蛇を差別に例えると、差別の問題がとてもうまく説明できます。毒蛇の見える人は、価値観を共有しているわけです。差別をしている人も、差別をされている人も、差別という毒蛇をテーブルの上に見て、価値観を共有しています。

違いは、数の問題だけです。数の多い方が、数の小さい方を差別するわけです。数は状況によって変わりますから、差別をされていると思っている人は、多数派になれば、差別をする人になります。

差別の問題は、誰もが「テーブルの上に毒蛇はいない」と知るまで、なくならないでしょう。 「無いもの」はなくせないのです。テーブルの上の毒蛇は、いないのだから、退治できないのです。退治しようとすればするほど、毒蛇は強大になっていきます。

毒蛇はテーブルの上ではなく、それを見る人の心の中にいます。退治するためには、テーブルの上ではなく、見る人の心の中の毒蛇を退治しなければいけません。

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