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どこにもいつもある
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人間の脳の機能は、創造のためにあるのではなく、選別のためにあるようです。 宇宙にはあらゆるものがあり、 人は誰でも、本来的には、どこにいようとも、どんな時にでも、宇宙のすべてを知ることができるのに、脳や神経組織は、実用で有用なごく一部だけを選んで知覚させているということです。 人間の意識や精神は、個人の心にだけあるのではなく、宇宙全体に遍在していると考えるのが遍在精神説です。遍在精神のままでは、日常生活は送れないので、不要な情報や刺激は、脳機能によって選択的に削除されているようです。 脳によって「遍在精神」は、個人に限定された「偏在精神」になるわけですが、この役割を実際に担うのが、心を含めた六つの感覚器官でしょう。感覚器官による認識とは、厳密に考えれば、認識することではなく、選別によって宇宙全体に枠組みをはめることのようです。知覚によって認識するこの世とは、だから、限定的な世界なのです。 薬物で悟りのような体験をする人がいますが、これは薬物によって 脳神経細胞を守るブレーキ役の細胞外マトリックスが減少・分解し、 脳の神経可塑性が高まるからのようです。 アルコールでも、悟りとまではいかなくても、心地よい気持ちになり、解放感が味わえます。薬物と同じように、それまで束縛されていた脳機能から解放されるからでしょう。 薬物やアルコールは、多幸感や高揚感をもたらしますが、一方で、暴力的になったり、憂鬱になったりもします。アルコールや薬物がどんな影響をもたらすかは、その時の心の状態が決めるようです。 心を調えて、脳機能という自我を抑制すれば、真実の世界が垣間見えるのかもしれません。 |