諸磯/荒崎ツーリング

2001/11/24〜25  和田長浜

3連休の後半2日間、いつもの和田長浜へ。久しぶりの泊まりがけの海。

もう一年以上も通っている海だけれど、思えば、一回もこのHPで書いてないんですね。

あらためて、和田長浜からのレポート。南へ、そして北へ向う航海(?)の始まりです。

 

〜1日目〜

南へ。

いつもより、少しだけ早起きし、瀬谷のアパートから三浦へ向かう。

昔は、バイク(BMW R100GS '88)に無理やり船を載せていたけれど、

今は、積載余裕の車(スズキジムニーJA22W '98)が定番。

楽ではあるけれど、なんだか堕落したような気分になる。

初心を思いだすためにも、時々バイクで出かけたりします。

保土ヶ谷バイパスから、横浜横須賀道路に入り、

衣笠インターで有料道を降り、最初の信号で、ぐるっと(180度)左に曲る。

裏道を道なり(一箇所T字路を右折)行くと、国道134に突き当たるので、左折。

国道沿いに行き、長浜海岸入口の信号(セブンイレブンあり)を右折。

最初の交差点(右折分岐)を右折し、

ずうーっと行くと和田長浜(わだなはま)に出ます。

ここで道が果てるので、ここから先は船に乗り換えてさらに南へ行くことができます。

§

到着すると、栃木のシーカヤッカーなおさん(ブルーのシーショア)と会う。

海で会うのは、1年ぶり。

今回は、お友達のO塚さんと一緒で、リジット艇を持ってきてました。

ウィンドスターのツアーで海に出るとか。

それでは、後ほど。

§

ここ数週は、ホモビー(三戸海岸の南にある名無しビーチ)でロールの練習ばかり

していたので、少しだけ足を伸ばして諸磯まで行ってみることにする。

和田長浜から出艇し、左方向(南)へ向かう。

黒先の鼻、三戸海岸、ホモビーを過ぎ、小網代湾を横断。

油壺湾、諸磯湾を横断する手前に城ヶ島行き観光船発着場があるので、

航路を邪魔しないように注意しながら横断すると、小さな灯台が見えてくる。

岩場で浅瀬となり穏やかな海は、底まで透き通って見えるので、

小休止にも、ぼーっとするにも気持ちのいい場所だ。

ここから、さらに南下すると、城ヶ島。

さらに東へ向かうと、宮川湾、毘沙門湾、江奈湾。

さらに、剣崎をぐるっと回りこみ北へ向かうと金田湾。

今のところ、東回り航路では、金田湾が最長不倒地点。

でも、そこまで行って帰るには、漕ぎっぱなしで、まる1日かかる。

しんどいので、今日は、ここ(諸磯)まで。

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諸磯では、時々海で会うサウスウィンド艇庫会員の白ペンギン、

藤原さんとしばらく話をする。

結構いろいろと出かけているらしく、四万十の川下りとか、

与論島一周などの話を楽しく聞かせて頂きました。

船旅が好きという氏は、与論にも船で行ったそうです。

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沖縄航路といえば、大島運輸の「ありあけ」(Aラインとも言う)ですね。

東京〜那覇間を45時間で結ぶ航路。

夏場は人(物好き)が多く、2等船室は1人1畳もない雑魚寝状態。

2000年に僕が行った時は、台風の通過待ちのため東京湾に停泊し、

船中に65時間も拘束されたのでした。

それでも、飛び魚、イルカの大群に出会えたり、

船独特のゆったりした気分が味わえるので、船旅は僕も好きです。

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藤原さんと別れ、先ほど通り過ぎてきた小網代湾へ。

ヨットが出入りするので、航路を邪魔しないように注意。

小網代の最奥部では、紅葉が始まっており鮮やかな樹々に出会う。

あと1歩で真っ盛りと言う感じなので、来週また来てみよう。

(右下の写真は、なおさん提供、筆者と赤シーショア)

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その後ホモビーに行き、昼食後ロール練習開始。

何度やっても、起き上がる気配なし。

最初は、ウィンドスターのツアーの皆さんも一緒だったけれど、

一人になった後も、練習を続ける。

11月の割には暖かいけれど、濡れた体に感じる風は、とても冷たい!

ひっくり返る時に、ぐるっと回るので、何度も繰り返していると、

気分も悪くなり、ふらふらしてくる。

体が芯まで冷え、日も暮れてきた。

頭上には、湘南トンビの群れ。怖いくらいの数だ。

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ホモビーを後にし、和田長浜へ帰ることにする。

黄昏時の海は、なんとも心地いい。癒し系ですね(by松本さん)。

夕日が海に沈むまで見届けて、陸に上がった。

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その夜は、年に一度の「豚オフ」というミーティング。

会費1000円ほどで、豚肉が食べ放題(豚代がOFF)だから豚オフでしたっけ?

全国(遠くは島根、鳥取など)からシーカヤッカーが集まってくる。

みんな、海好き(海一筋といった感じ)ですね。

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今の僕は、とても中途半端な状態。

バイクと、シーカヤックのおいしい所をつまみ食いしているような感じ?

海に居ては陸のことを考え、陸に居ても海のことを考えたりする。

どっちの世界の人にも失礼ですよね。

そもそも、バイクで沖縄まで行って、バイク旅はもういいだろう

と思って始めたのが、シーカヤック。

バイクを、シーカヤックに乗り換えて、海旅をしようとさえ思っていた。

でも、僕が知っていると思っていたバイクの世界は、

半分(アスファルトの上の世界)に過ぎなかったのです。

もう半分の世界、ダートロード(未舗装路)の上では、

これまでの経験は少しだけしか通用せず、赤子も同然です。

だからこそ、バイクに乗り始めた頃のように新鮮だし、

時として、海のことも忘れて、夢中になってしまう・・・

しばらくは、この中途半端を許してくださいね。

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でも、豚オフでは、いろんな人の話を聞く事が出来て、楽しい夜でした。

 

 

〜2日目〜

北へ。

少し風が強い朝。

サウスウィンドのオーナーズツーリングで荒崎へ向かう。

和田長浜を出艇し、右方向(北)へ。

荒崎から、小田和湾を望む。

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ここ荒崎は、その名の通り、いつも風が強く、波が高い。

北方向には、ここまでしか来たことがない。

いつも、うねりにびびって帰ってきてしまうのだ。

さらに、北へ向かうと佐島、長者ヶ崎、逗子、由比ヶ浜、稲村が崎、七里が浜、江ノ島となる。

今年は、江ノ島まで行ってみたいものです。

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荒崎から引き返し、ドンドン引きと呼ばれるポイントへ。

切り立ったがけのような地形の谷間にわずかな水路があり、

シーカヤックでなければ行けない所です。

釣り人の垂れる糸と、狭い水路に注意しながら、ドンドン引きへ。

ハイキングの皆さんは、崖の上から物珍しそうに見下ろしています。

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昼食のため、荒崎手前のビーチに上陸。

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今回は、ちげ鍋をみんなで作ることに。ところが、問題発生・・・

@真水がない! → 荒崎公園の水道で汲んで解決

A焼き網がない! → 木で串を作って解決

B塩がない! → 海水を煮詰めて解決

という些細な(?)トラブルはあったけれど、逆に楽しかったりするものです。

ちげ鍋は、ちょっと薄味だったけれど美味しかった。

肉が牛というところが、怖かったりするので、何気によけて食べてました。

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今回は、2日間ともいい天気に恵まれ、久しぶりに濃い休日となりました。

心地よい疲労に包まれ、帰路に付きました。

(下の写真は、なおさん提供、2日目の美しい夕日)

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