2003年12月7日(日)
 福ノ浦漁港 9:00〜12:30
 大潮、満潮8:57、曇り、風強し
 
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目が覚めて時計を見たら6:50でした。
今朝の日の出は7:10頃ですが、もうすっかり空は明るくなっています。
風さえ強く吹いていなければ出漁しようと昨日から決めていました。
昨晩の天気予報では、明日は冬型の気圧配置で北風が強く、すこぶる寒い朝になるとのことでしたが…。
 
布団から抜け出してメガネをかけて、リビングのカーテンを開けて向かいの林の木の揺れをチェックしました。
(結構揺れてるわ…)
反対側の玄関から外に出て、風に当たってみました。
(う〜、さぶい。やっぱ、風強いなあ)
177で気象情報をチェック。
『…福岡地方は強風・波浪注意報…。沿岸の海域の波の高さは3m…。』
(こりゃだめだ。中止)
また布団にもぐりこみました(笑)。
 
Y介が「寒い〜」と言いながら私の布団に入ってきたので、足を絡めあいながら(笑)もう一度寝ようとしたのですが、福ノ浦漁港の様子が目に浮かんできて、もう眠れそうにありません。
(こんな風と波でも、きっとやってる奴はやってるんだろうなー)
また布団を抜け出して、今度はパソコンを立ち上げました。
海づり公園の”ライブカメラ”にアクセスして、実際の波の様子と風の強さを見てみますと、波はまだしも風は海上の吹流しが真横にちぎれそうなくらいバタついていてかなり強そうです。
(あ〜、やっぱ無理かなぁ。。。あれ?)
ライブカメラに7、8人の釣り人の姿が映っていました。
開園時間早々なのに(11月〜2月は7時開園です)みんな好きだねー。
しかしなんだなー、釣りが不可能ってわけでもないからなー、現にここにも吹きっさらしの海の上で釣りしてる人がいるんだもんなー、なんて考えていたらなんだか俄然やる気が出てきました。
(よし、寒そうだけど、行くべ!)
 
準備を済ませて、熱いお茶を沸かして(これ冬の釣りの必需品)、自宅を出発したのが8時過ぎでした。
車についている外気温計は8℃を表示(まだまだ真冬じゃないね!)。
寒がりの私は下から順にTシャツ、タートルネック、コーデュロイシャツ、コットンセーター、マウンテンパーカーと、すっげえ重装備です(結果的にはこれでちょうど良かった)。

 
途中、OS釣り具でアミ半角(250円)とコンビニでおにぎり2個(200円)を買って、いざ強風・波浪注意報&波の高さ3mの福ノ浦漁港へと向かったのでした。
 
◇       ◇       ◇
 
実際に福ノ浦の防波堤に立ってみると、寒さはそれほどでもありませんでしたが、風が予想通りというか予想以上というかとても強くて悲しくなりました(笑)。
マウンテンパーカーのフードを被ってないと耐えられないくらいに海側から強くて冷たい北西の風が吹きつけてきます。
防波堤の外海側、先端寄りにはいつものようにメイタ狙いのフカセ釣りの方々が「これも練習じゃけん!」といった感じで、強い向かい風をものともせずに足元のドングリ浮き周辺に撒き餌をバカバカ投入していました。
 
一人だけサヨリ狙いと思しきおじさんがいましたが、この強風の中で釣る気が失せているのか、釣り仲間としゃべってばかりで竿を持とうとしません。
カゴ浮きを遠投するにはこの向かい風と波の高さはかなり無理があるようです。
(やっぱ、中止)
車に戻って、熱いお茶を入れ、おにぎりをいただきました。
(一番手前がサヨリ狙いのおじさん)
 
しばらく車の中でうだうだしていましたが、いつまでもこうしておれんわナ〜ということで、9:00を過ぎた頃からいよいよ私も釣りを開始しました。
アミを詰めたカゴを力一杯遠投しますが、いつもの半分くらいしか飛びません。
飛ばないだけでなく、風にあおられてものすごい糸ふけが出ます。
カゴ浮きが着水してすぐに糸ふけをとっても、仕掛けは波に乗ってどんどん手前に運ばれてきますので常に一定速度でリールを巻いていないとまたどんどん糸ふけが出てしまうという状態でした。
 
しかし、30分ほどしてついにヒット!
ところが抜き上げる直前で痛恨のバラシ…。
さらに30分経ったところでアタリ浮きがサーッと横に走る典型的なサヨリのアタリがきました。
あわててグイッと合わせたつもりだったのに、糸ふけのせいでスカッと空振りしてしまいましたが、運良く針掛りしてくれて本日初ゲットォォォォッ!
すかさず激写。

 
その後も3投に一度くらいの割合でアタリはあるのですが、今日はなかなか針掛りしてくれません。
何尾かは途中でばらしたりもして。
そのうちにアタリも遠のいて、アミ半角分も使い果たし、お昼が過ぎて空腹も頂点に達したところで終了と相成りました。
 
■今日の釣果 : サヨリ x3尾(29cm〜33cm)

 
ものの本によると、水温が18℃を下回るとサヨリの活性はガクンと落ちるらしいのですが、海づり公園のホームページの”最近の釣果”欄を見ると、この頃この辺りの水温は17℃台が続いているようです。
さて、これから先どんな釣況となっていくのでしょうね。
 
【おまけ】
サヨリの下あごの尖った先端のところは、紅をさしたようにほんのりと赤く染まっていて、それはほっそりした魚体と相まって”可憐”という言葉がぴったりくる魚です。
アップで撮ってみましたので、見たことのない方、どうぞご覧になってみて下さい。

 
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