古いホームページの記録ですが、2014年の8月24日に所沢ミューズで高砂を上演するので再UPします。
この記事の旅は、6,7年前のようです。写真に写る我々の姿も、若々しい(笑)
今年、秋に再度、高砂神社に行く予定があるので、また今の高砂取材に行きます。


高砂の旅1
4月。
関西で同門N君の道成寺の披き(初演)が大阪の大槻能楽堂であり、申し合わせのリハーサルから関西に乗り込んだ。
今回は、中日を挟んでの3日間の遠征だったので、なかなか来れない関西の謡曲史跡を巡ろうと、一緒に来ていた同門のH
君と二人旅をすることになった。

いずれ機関紙九皐などに取材記事を掲載すると思うが、九皐の紙面は限られていて、、毎回写真は載せきれないので、記
事がかけるまで写真を中心に少しずつUPしたいと思う。

5/5UP
今回最初に行ったのは、高砂の後シテの舞台となる住吉神社。
申し合わせ終了後、N君の親父さんに送って頂いた。
想像していたよりもずっと敷地が広い。さすがに一宮である。
初めて伺ったのだが、その清浄感たるや実に素晴らしい。まさに神域。
古式ゆかしい4つの本宮があり、もちろんそれぞれ拍手を打って参拝するのだが、この拍手を打つ音の響きがなんとも良い
のだ。その空気が澄んでいる。
ここは確かに神様がおわしますな。
霊感のない私でも気配を感じるほどなにか神々しかった。

いるだけでエネルギーを頂いて元気になってゆく気がして私はすっかりこの神社が大好きになってしまった。
結局、境内をあちこち見て周り予定時間を大幅に遅れて閉門まで留まった。



















さて、今回の旅は実に清々しく、ここから始まった。つづく。


神戸に宿を予約していたので、大物に寄って行く。
ご存知 船弁慶ゆかりの地。
かつてはこの辺りまで海が迫っていたとか。
現在の大物の浦は、ここから2キロ先なので、雨模様の為断念した。



社殿から観る海の方。今ではここから海は見えない。



例により史跡保存会のたて看板。これに出会うと妙に嬉しい。


今回の旅で、日頃真面目な彼が意外とお茶目であることが判った(笑)

更に続く。

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