ライブレポート


2014529

 

こちらに移り住んで今年で5年目に突入いたします。
プレイエルという会社のピアノを弾いているうちに、ショパンの怨念か、ショパンばかり練習する日々を過ごしています。

まあそうは言っても、バッハとか他にもいろいろ弾いていますが。
でも、以前のようにジャズだけということは無くなりました。


プレイエルという会社はしかし最近無くなってしまいました。
何か残念。

まあ、ピアノなんて所詮今の時代では儲かるアイテムではないのかもしれない。

新品は高いし、とにかく重いし、大きいし。
デジタルピアノがあまりにもはびこって、なお且つ安価であるし、これも時代なのかもしれません。
でも、あれは決して本物の代用にはならない。

今年還暦になった私のこれは確固たる意見であります。
その理由はいずれ詳しくどこかで述べようと思う。

 

地下室はライブも一応できるので、最近は毎月月末を目安に演奏会をしています。
そこらのライブハウスとは比べ物にならない良いピアノでライブができるのは、非常にうれしいです。
狭いので大きな編成はできないけど、その分自力でベースも弾けるように努力した結果、
かなり腕は上がったような気がする。(気のせいかも)

ためしに聞いてみようと思った方は、是非お越しください。
Information
のページを見て下さいませ。

ご連絡をお待ちしております。

 



2010
1021

 

昨年11月末に移り住んで早1年がたとうとしています。

地下でのライブは思ったよりも快適で、ピアノもとてもよく響きます。

来月はいよいよドラムを入れてのピアノトリオでライブを決行いたします。

どうなるか一抹の不安もありますが、うまくいくことを願っている今日この頃です。


2月1923日新潟
鮫島有美子コンサート

 鮫島有美子さんの新潟でのコンサートは、ライブ録音をいたしました。
現代音楽の巨匠、武満徹の作品が中心でしたが、彼の別の側面である、
ジャズっぽいソングを今回は取り上げました。
翼、島へ、小さな空、死んだ男の残した物は、歌うだけ、見えない子供、
雪、ワルツと言った曲です。

印象としては、ジャズと言うよりもクラシック的な要素はやはり沢山残っていて、
なかなか深い物があり、難物でしたが、
私としては、新鮮な気分で演奏が出来たと思います。

武満氏のあこがれであったという、ジョージガーシュインの曲もやりました。
ラプソディインブルーのさわりをピノソロでやった後、
The man I love,I got rhythm,Someone to watch over me,Embraceable you
と続きました。

こちらに関しては、専門でもあるので、
割と自由に出来ると思ったのですが、
やはり結構深い雰囲気になってしまい、
なかなかこれも難しかった。

その原因を考えてみたのですが、
ひとつにはクラシックのアンサンブルでは音量がとても小さく、
軽音楽ではあまり気にならないような細かいニュアンスにも、
相当気を遣わないといけないと言うことがあると思います。

ちょっとしたつまずきや、音量の大小も、
すごく大きく全体に影響してしまうのです。
そう言うことに気を遣いながら、歌手や他の楽器との
アンサンブルに神経を集中するので、
なかなか哲学的な演奏になってしまうのだと思います。

しかも今回はライブ録音というプレッシャーも加わり、
プレーヤーみんながちょっと萎縮してしまいがちだったのも
影響したのかもしれません。
ただ、あまり気を遣いすぎるととても縮こまった小さな演奏になってしまうので、
有る程度の開き直りは必要です。
最初は少しとまどいましたが、さすがみなさんプロですね。
次第に本領を発揮して、なかなか良い演奏が出来たと思います。

鮫島さんは相変わらず美しい声で、録音のプレッシャーなど感じさせない、
堂々とした歌いっぷりでした。
秋頃発売されると言うことですので、
お楽しみに。


1月16日スイングシティー

 21世紀最初のヒーリングラボのライブでした。
1時間15分のステージを2回やりましたが、サックスと2人でやるには、
いささか時間が長かった。
しかし、裏を返せば滅多にないほどピアノを弾きまくったわけで、
なかなか充実感はありました。

例によって最初はCD<月の癒し>の<Sleeping moon>からスタート。
2曲ほど静かーに演奏して眠りを誘う。
私の<All of you>の中の<On the street corner>を
ゴスペル風にやったりした後、
ピアニカで、ブルースをサックスとバトルして、覚醒を促す。
ドラムもベースもないけど、なかなか気持ちよかった。

ジャズのライブハウスであることも考慮して、
この後スタンダードなど、ジャズを続けてやりました。
中でもクインシージョーンズの<クインテッセンス>や
クラリネットでの<メモリーズ オブ ユー>などがよかったと思います。

2部は、スクリャービンのプレリュードからスタート。
テーマ部分は楽譜通りで、そのままのコード進行でアドリブに持っていきましたが、ジャズの流れとちょっと違うので、大変やりにくかった。
しかし、とても新鮮でした。
これは毎回挑戦しようと思います。

続いてピアノソロで、<All the things you are>。
又、ピアニカとサックスで、<Stella by starlight>をバトル。
ここらあたりから、結構疲労して参りました。
私の<A prayer for my mother>を最後に又、<月の癒し>に戻って、
平原氏の、<Heart>、最後は、私の<May moon smile>で終わりました。

管楽器とのデュオの場合、ピアノは一人3役ぐらいこなさなくてはならないので、
普段の3倍は疲れました。
しかし、その疲労は大変心地よい物でした。
2人だけにしては、変化に富んだステージになったと思いますがいかがでしょう。


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