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しばらくはブログ図解火災報知設備工事方法をご覧ください。
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自動火災報知設備の工事を行う人が、ほぼ全員が持っている手作り道具です。
高音量型器具用電子ブザー
圧電ブザー
高音量型器具用電子ブザーと圧電ブザー作り方
○使い方その1
地区音響装置の音量を小さくして鳴らすことができる。(特に工事中には便利!)
受信機内のベルの端子(BC Bなど)に接続されている電線を確認する。
電線を一時外して高音量型器具用電子ブザーを図のように接続する。
通常よりも小さい音でベルの作動を確認することができる。
※
○使い方その2
シャッターを作動させずに、そのシャッターに接続されているブザーのみを鳴らすことができる。(はじめてシャッターを連動するときや新築の工事直後の試験などには便利!)
受信機内のベルの端子(DC Dなど)に接続されている電線を確認する。
電線を一時外して高音量型器具用電子ブザーを図のように接続する。
シャッターは作動せずにシャッター用のブザーだけが鳴動する。
※DCに接続されていた電線に高音量型器具用電子ブザーの黒、Dに接続されていた電線に高音量型器具用電子ブザーの赤を接続するのが
一般的ですが極性が逆の場合もあります。その場合はDCに赤、Dに黒を接続してみましょう。
全てのシャッターにシャッター用ブザーが接続されているわけではありません。ブザーの音がしないからといってそのシャッターが作動しないとは
限りませんので、実際に火報連動を行う場合は十分に気をつけてください。
○配線のルートを確認することができる。(途中が天井裏内に配線されている電線の行く先を知りたいときに便利!)
行き先を調べたい電線(電線の中の任意の2本)にブザーを接続させる。
ブザーを接続した線のもう一方の片側と思われる電線の2本を短絡させる。
ブザーの音が鳴れば電線がつながっているという証明になる。
○使い方その1
感知器回路などの絶縁状態を簡易的に知ることができる。
感知器回路を受信機と切り離して図のように圧電ブザーの片方のテストリードを感知器回路の一方の電線、もう一方のテストリードを消火栓の配管や天井ボードの軽量鉄骨下地等につけると、感知器回路が絶縁不良の場合は圧電ブザーが鳴ります。
○使い方その2
終端抵抗の接続状態を知ることができる。
圧電ブザーを接続した二次側の電線が短絡していたり、熱感知器が発報状態にあると大きい音が鳴ります。
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圧電ブザーを接続した二次側の電線に終端抵抗(5kΩ、10kΩ、20kΩ)が接続されていると小さめの音が鳴ります。
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ネット上では音の違いがわかりづらいですが、実際に聞き比べるとよくわかります。
○配線のルートを確認することができる。(途中が天井裏内に配線されている電線の行く先を知りたいときに便利!)
行き先を調べたい電線(電線の中の任意の2本)にブザーを接続させる。
ブザーを接続した線のもう一方の片側と思われる電線の2本を短絡させる。
ブザーの音が鳴れば電線がつながっているという証明になる。
「高音量型器具用電子ブザー 及び 圧電ブザーの作り方」
<材料と道具>
◇panasonic電工電子ブザーDC6V高音量型器具用電子ブザーEB1126 (フリッカ)(または圧電ブザー) 1ケ
◇[AP-160]006P電池ボックス(9V)【ポイント2倍】ELEKIT(エレキット)[AP-160]006P電池ボッ... 1ケ
◇.6LR61XJ1B*≪メール便発送可能≫9V電池 ナショナル/パナソニック アルカリ乾電池9V角形 6LR6... 1ケ
◇テイシン電機テストリードTLA-2 色違いを2本
◇各種配線・配管の結束・識別電気絶縁用の粘着テープビニルテープ0.2mmx19mmx20m 1ケ
◇セラミックヒーターの優れた電気特性キャップ式ビットの採用による熱効率の良さ小型精密ハンダ... (空気管にも使用可)
◇鉛フリーハンダ(Sn-Cu系)Sn(99.3%)Cu+Ni(0.7%)線径1.0mmφHOZANハンダNET100g
◇ワイヤーストリッパーHOZAN P-945
<作り方>高音量型器具用電子ブザーと圧電ブザーの作り方は同じです。
@電池ボックス(まだ電池は入れない)の赤いリード線と高音量型器具用電子ブザーまたは圧電ブザー(以下ブザーといいます)の赤いリード線をハンダで接続する。
電池ボックス及びブザーのリード線をケーブルストリッパーで先端を1センチ位の長さで被服を剥き
リード線同士を指でねじってからはんだ付けします。
リード線はケーブルストリッパーで剥くようにしましょう。必要以上にリード線を細くしてしまうとのちに音量が低下してしまうことがあります。
※出来るだけハンダ作業は素早く行ってください。ハンダこての熱が電線を伝わりブザーの内部回路を破損することがあります。
A電池ボックスの黒いリード線とテストリードを(赤以外の黒や青を推奨します)ハンダで接続する。
テストリードは全体が30センチ位が適当です。上と同じく被服の先端を1センチ位剥いてからハンダで接続する。
Bブザーの黒いリード線とAとは別のテストリードを(赤を推奨します)ハンダで接続する
出来上がりイメージ。
Cハンダで接続した3か所を他の部分との接触を防ぐようにそれぞれ電工用ビニールテープを巻き付ける。
※ハンダの熱が冷めたことを確認したのち行ってください。
D電池ボックスにアルカリ乾電池をセットする。
Eテストリードの先端どうしを短絡して音が鳴るか確認する。
音の例(電池の残量やはんだの接続具合、リード線の太さにより音色に若干の違いが出ますが、大きい音が出ていれば成功です。)
Fテストリード以外の電線を電池に沿わせて電工用ビニールテープで図のように形成しながら巻いていく。
完成例