二週連続のレンギョ釣り。名古屋からは約400km遠い。今回は渋滞を懸念し中央自動車道の北回りで栃木県まで走った。夕方から深夜午前1時着、7時間のドライブである。こんな長距離ドライブに耐えたのは一週間前、ボラの大群ほどいるレンギョに成すすべなく敗北したからだ。心の傷を癒すには釣らなきゃならない。前回の反省点は道具。初めての場所で探り釣りに終始すると思い、腰を据えて釣るヘラ台を持っていかなかった。スピニングリールでアタリを合わせたところドラグがきつく、タメが利かず魚をバラすはめに。それに持ち重りを気にして軽い竿とし、その結果、竿が弱すぎた。そこで今回は、ポイントが分かっているのでヘラ台に座して磯竿、ベイトリールのダイレクトリールで勝負。現場の経験値として、午前9時には水門が空き、流れが生じる。そのため寄せて釣るスタイルでは、それまでに勝負をかけなければならないことが分かった。たった3時間の釣りである。午前1時現地着。寄せ餌のヌカを粉ごとばら撒き、しばらく電気ウキで状況を探る。時たま遠くで大きな波紋が上がり魚の気配は感じつつ朝まで仮眠。午前6時開始。ヌカをばら撒き、幾度もエサを打ち返した。延々と打ち返すこと2時間、遂にウキが消しこむ。即合わせ空振り。次の繊細なアタリを合わせて運良く乗せることができた。その瞬間強烈な引き。魚体がなかなか水面に現れないことから、スレではないかと思う引きだったが、よく見ると2本の針が口と背びれに引っかかっている。その後、背びれの釣針が外れ全身ジャンプ3回。引きはバスどころかシーラに近い感じで豪快。時間を掛けてランディングした。 |