ようやくの休日である。しかし明日は仕事ゆえ、短期に結果を出さなくてはならない。今回は巨鯉を釣るほかに、自作したロッドポッド「ギター鯉サムライ1号」を試すのも目的の一つ。このロッドポッドのベースはリサイクルショップに置いてあったギタースタンド。このコンセプトは、時間のない時にすばやく釣りがしたいときや、担ぎ込みで傾斜のあるポイントで使うことを前提にしている。難点は、本体がスチール製で錆びやすいこと。利点は安価で大量に市場にストックがあり、部品調達が容易なところ。この自信作のロッドポッドにロッドをセットし終わり数分後、くつろぐ暇なくバイトアラームが鳴り響く。しかし、勢いよく糸は引き出されたものの、竿から伝わる重厚な躍動感は無い。ファーストヒットはニゴイだった。その後あたるのはニゴイ。そしてニゴイ。またニゴイ。このままでは、ロッドポッド名を「ニゴイザムライ」改名しなくてはならない状況。しかも午前9時を回ったところで、天敵、親子ミドリガメ登場。回収するボイリーがカジられて無くなって戻ってくる。そこで、ボイリーをカメが食いづらいボイリー状の餌さカゴ「ベイトゲージ」にチェンジ。カゴの中には、トリガーアイスとトゥーティーフルーティの砕いたのもを入れた。また、カメをポイントから離すため、手前に寄せ餌さを撒く。すぐさまアタリ。今度のは引きにトルクがある。あがってきたのは太ったミラーカープ(鏡鯉)。これぞヨーロピアンスタイルのカープフィッシング的な風貌と風格で大満足。とりあえず鯉を釣って一安心。続くヒットは強烈。これも間違いなく鯉。喜ぶのはつかの間、派手なオレンジ色の色鯉だった。その後ニゴイに遊ばれ、朝も早かったこともあり車中で爆睡。気が付けば夕方。風が強くアタリが遠いため、納竿。 |