#1 バラムツのおいしい召し上がり方
静岡県の駿河湾はバラムツ・アブラソコムツがよく釣れる。
ここは、この湾内は急深であっと言う間に1000mになるほど深い。
そこに夜よな、深海から変な魚がエサをあさりに来る。それが、バラムツ、サットウ(アブラソコムツ)である。この魚はアベレージが10kgぐらいだが、大きいので30kgぐらいまでおり、ゲームフィッシュとして近年人気がある。
この魚の身にはワックス系の油でいっぱいで、人間様の消化器官では消化できす、食品衛生上の取り扱いは厚生省通達の有毒魚(S45.9.4 環乳第83号)に指定され魚肉の売買は禁止されている。
しかし、バラムツはサットウに比べて油が少なく、ある漁港では、バラムツを釣りに行った釣船を待つ地元のジジババがいるぐらいだから、食べれない訳ではない。
食べ方を漁師に聞いたので実践してみた。まず、切り身にして、ボールに水をしたし、数時間さらし、今度は、醤油だまりとみりんにつけ、1日置いておく。
そうした段階で醤油が油でドロドロになっているが、それを天日干しにし、カリカリになって干物が完成。
これを焼いて食べてみた。
数きれしか食してないが、味と香りは、臭みは一切無く、穴子の蒲焼きプラス上品なブリの照り焼き。
体調の保証はしかねるが、おいしい。