12月14日 経過報告

 2ヶ月前に保護した子カヤの経過報告をします。
 7匹のうち、3匹は今も元気です。しかし、残念ながら4匹は死亡しました。
 いろいろな感情は取りあえず抑えます。とにかく書かなければ、どうしても前に進めないので。

 兄弟の中で一番小さかった「チビチュウ(♀)」は保護5日目に死亡(推定12〜13日齢)。食欲旺盛で活発に動き回っていたにも関わらず、体重が増えなかった。他の兄弟よりも給餌回数を多くしていたが、最後に食事を食べさせてから、3時間の仮眠を取って様子を見に行くと、既に冷たくなっていた。

 11月上旬、2匹(♂・♀)を里子に出す。残念ながら♂はその後死亡。死ぬ前日まで変わった様子は無かったようだ。♀は現在も元気。

 12月12日午前1時頃、「チュチュ(♀)」死亡確認。「シッポ(♂)」と同居させていたが、前々日からエサの減りが悪いので、給餌時に確認したところ、巣の中で丸くなって死んでいた。恐らく11日に死亡したと思われる。10日午後に2匹の姿を確認した限りでは外見上特に変わった様子は無く、余り人がケージに近づくと却ってストレスになるので、取りあえず様子を見ようと思っていた矢先のことだった。

 12月13日夕、「ミミィ(♀)」死亡。昼過ぎにエサを囓っている姿を確認したばかりだった。エサ入れにアゴを載せ、目を大きく開いたままこと切れていた。まるで、ゼンマイ仕掛けの人形が、ゼンマイが切れてふと動きを止めてしまったかのようで、まだ体は柔らかく、暖かかった。無駄だと判っていたが、手のひらに載せて、息を吹きかけながら心臓マッサージを試みたが、真っ黒だった瞳が徐々に白く、光を失っていくのを見て、あきらめざるを得なかった。
 

 これまでも考えつく限りのケアはしてきたつもりだが、最近まで問題なく育ってきた4匹のうち、立て続けに2匹も死亡したことで、急遽飼育環境の見直しをした。現在、残った2匹、「シッポ(♂)」「キッキ(♂)」は1匹ずつケージに入れて飼っている。2匹とも夜になると、巣から出て活発に動き回っている。ただ、体重が思ったより増えないので、それだけが心配だ。もうこれ以上死なせたくない。何とか春まで元気で育って欲しいと半ば祈るような気持ちでいる。