-
界面粘着剤
- 超伝導材、新素材の開発などに利用されている界面制御技術を応用した接着剤で、面と面とを完全に融着することができる。そのためベターマンの戦闘形態であっても理論上容易に動きを止めることができる。
-
覚醒人1号
- (有)アカマツ工業がモーディワープよりコアを譲渡され完成させたニューロノイド。全高6.5m。機能中枢の生体ユニットに用いられているのはバンドウイルカの大脳皮質である。
アクセプト・モードとアクティブ・モード、アナライズ機能、TNシステムなどニューロノイドとしての基本的な機能を堅実に備えた、ニューロノイドのお手本のような機体。基本的な性能ではティラン型ニューロノイドに劣るものの、ヘッド・ダイバーの特質に対する柔軟性はティランのそれよりも遥かに高い。
主な搭乗者はケータとヒノキ。
-
-
カクタス・プリックル
<声:高橋 広樹>
- ケータの前任として覚醒人一号のヘッドダイバーを務めていた男性。話し方がニセ外人。
陽気で人当たりがよく、また機械工学、プログラミングにも精通していたらしい。女性に対しては特に優しく紳士的にふるまっていたようで、交友関係も広かったらしい。ヤナギ曰く、「歩くセクハラ」(笑)
7年前、完全なる個体―ベストマンを創り出す実験・「ダイブインスペクション」に参加し、そのデュアルインパルスによってリンカージェルを活性化、遺伝情報の操作等を担当するはずであったが、実験は失敗し同時にヒトの脳内に潜伏していた自滅プログラム・アルジャーノンの感染源となってしまう。
その後、自らもアルジャーノンを発症、第一次ボトム・ザ・ワールド調査において失踪。ケータの眼前で暴走したアトラクションに惨殺された。
一連のロボット暴走事件に関与していた可能性も指摘されている。
かつては有人木星探査船のパイロット候補生としてNASAに籍を置いていた。
-
-
カッパくん
- ボトム・ザ・ワールド内でチカちゃんやウッポくんと共に接客用に考案されたぬいぐるみキャラクタ。経営者は海洋生物に何か思い入れでもあるのだろうか。ちなみにウッポくん同様あまり可愛いとはいえない。
-
-
カトリエ
- (有)アカマツ工業で運用されているティラン四号機の機体名。中枢である生体ユニットにはボノボという猿、12頭の大脳皮質を使用している。ティラン3号機までのデータをフィードバックし製作された機体で、現在稼動しているニューロノイドの中でもトップクラスの性能を誇っている。専属ヘッドダイバー・ヤナギの優れた操縦技術もあいまって多大な実績を上げており、そのデータは史上初の戦闘用ニューロノイド・ブロッサム型にも反映されている。
アクティブ・モードのセリブヘッド(コックピット)はヤナギ専用にセットアップされており、他のヘッドダイバーではティランの性能を引き出しきることはできない。
主な搭乗者はヤナギとカエデ。
-
-
カンケル
- [Cancer]
ベターマンの前にたびたび姿を現わし、そして滅ぼしている謎の人影。女性のようにも見える。
生物の細胞を強制的にかつ瞬間的に変異させる事ができ、場合によっては生命活動を停止、すなわち死亡させることもでき、生物であるなら、ベターマンでさえも容易に死に至らしめることが可能である。この能力はペクトフォレースさえも無効化し、ベターマンにとっては最大最悪の敵であり天敵とも言える。
カンケルとは英語の”Cancer”をラテン語読みしたもので、英語ではカニ座を意味する。また乳癌の形状がカニ座に似ているため医学用語的に「癌」の病名となっている。カンケルはその細胞変質能力ゆえに生物にとって癌細胞にも似た存在であることがその名の由来であろうか。
影を媒介に移動(あるいは発生)し、神出鬼没。飛行能力はもとより、トゥルパのサイコ・カーム、ルーメの力にも耐えうる強靭な、しかし柔軟かつ伸縮自在の身体構造を有し、一度はパキラ老の滅ぼされたかに見えたがその後復活するなど不死身とも言える生命力を誇る。その目的はベターマンを滅ぼすことであるが、その理由は不明。これまでにボダイジュ、ルーメ、そして一族の長であるパキラ老をも滅ぼしている。目下カンケルの目指すところはフォルテへの耐性を持ち、「ソムニウムの継承者」とされているラミアを滅ぼすことである。その一方で「元凶なりし力」の結実であるフォルテの実がベターマンに渡ることを恐れ、それを防ごうとしているようだ。
このカンケルがアルジャーノンの原因であるかは不明。ただアルジャーノンに感染することのないベターマンを滅ぼす存在であり、考え様によってはアルジャーノンで滅ぼしきれない「人類」を完全に抹殺するために生まれた、すなわち、アルジャーノンとカンケル、この二重の滅びの力がベターマンをも含めた我ら人類に現在、作用しているとも推測できる。
-
- ◇ word:BETTERMAN ◇
|