メティス

 木星の第16惑星。直径約40km、質量約9.56e16kg。木星からの距離は約128000kmで、現在発見されている木星の衛星の中では、最も木星に近い軌道を巡っており、第15惑星アドラステアと共に木星の主環内を公転している数少ない衛星である。木星の主環はこのメティスとアドラステアが砕けてできたものであるとする説もある(惑星の環の中を公転する衛星をムーム[mooms]とも呼ぶ)。1979年にサイノットにより発見される。
 ZX−30筋肉原種が木星決戦に先立って融合し、JアークGGG連合艦隊と交戦するも「ザ・パワー」を得たボルフォッグのリフレクタービームにより、の両原種共々まとめて破壊され、原種核が露出、浄解される。
 命名の由来はギリシア神話におけるゼウスの最初の妻となった女性メティス。その名は「思慮」「知恵」を意味する。ティターン神族(ゼウスらオリンポスの神々とは異なる種族の神々。別名「古き神々」と言われ、後に「新しき神々」オリンポス神族と戦い敗れて滅ぼされた。オリンポス信仰が芽生える以前の古代ギリシアで信仰されていた神々であると言われている。)の海神オケアノスと海の妖精テテュスの子。「メティスが娘の後に産む息子がゼウスの王位を奪う」との予言を恐れたゼウスはメティスが身篭った際に彼女を飲み込んでしまう。しかし、後にそのゼウスの額から武装したまま生まれて来たとされているのが戦いと知の女神アテナである。