早期に超AIを用いたAIロボットを起動する必要が生じた場合、AI育成の時間と手間を省略すべく実在の個人からその思考パターンなどを移植すること。育成にかかる期間を大幅に短縮できるが、移植型のAIは移植した個人の「性格」を如実に反映するため、個人の性癖をも同時に移植してしまうことがある。移植作業中や、移植後のAIとの接触などにより、人格提供する個人に多大な心労がかかるという欠点もある。事実マイクサウンダースシリーズの人格提供者となったNASAの技術者、スタリオン・ホワイトは体重が12kgも減少したという。一方、ゴルディーマーグの人格提供者である火麻激には精神、肉体どちらの面にも衰弱の兆候は見られなかった。これは火麻氏個人の個人的資質によるところが大きいようだ。
現在判明しているAI人格提供者は犬神霧雄、スタリオン・ホワイト、火麻激、エリック・フォーラーの四名。