戦いの場が宇宙に広がったことに伴い開発された宇宙用ディバイディングドライバー。ただし、その使用法は旧来のものとやや異なるものとなり、空間湾曲形態も「押し広げる」のではなく「回転させる」ものへと変更されている。
ディバイディングドライバーの目的は戦闘による周辺への被害の防止であるが、半径約10kmという広大な戦闘空間を以って、敵の逃亡を容易にさせないことも含まれている。このガトリングドライバーはその目的を戦術の一局面にまで集約、昇華したものである。ディバイディングフィールドが形成されるとき、そのために湾曲された空間は復元や、あるいはそれ以上の湾曲を起こさないよう固定されている。しかし、ガトリングドライバーはこれを連続して回転させることで、湾曲空間内の物体固有の運動量を、回転湾曲する空間の膨大な運動量の一部にしてしまう事で、実質上湾曲空間に取り込んだ物体の一切の行動を封じてしまうのである。その応用として一定の空間を回転、集約することにより、重力レンズを形成。ソリタリーウェーブなどのエネルギィの流れを収束することも出来る。
後にディバイディングドライバーの運用上での改修を踏まえて、ガトリングドライバーも同様に湾曲効率や操作空間範囲などの設定を予め終えたキットが常時複数用意される事となる。
分類 GD−2A Hyper
Space Bending Tool
型式
ディバイディングドライバー・ハイパワーヴァージョン
構成 SB−1
MkV/ガトリングドライバーアタッチメント
全長 37.0m
重量 260.0t
エネルギー注入装置 KT−95真空ヒューズ
最大空間湾曲範囲 120km
最大展開フィールド重力 108G(加速度換算)
最長持続時間 360秒
フィールド展開時間
6(最小規模)〜20秒(最大規模)
GDカッター回転速度 1100rpm