炎竜の胸部に装備された熱気放射装置。外見はストーブ等の電熱管に酷似している。蓋部にあるダイアルによってある程度の温度調節が可能であるが、炎竜の性格上、放射中は温度の上昇が著しい。暖房程度から、金属を融解させるほどの高熱まで自在に放射できる。
本来は雪山や極地におけるレスキュー作業に用いる装備で遭難者を覆う氷雪を融解させたり(ただし、雪山で行うと積雪に大きな影響を与え雪崩を引き起す可能性があるため、緊急時を除いて使用することは許可されていない)、遭難者の凍えた身体に暖を与えたりなど、広く応用できる。ただし、戦闘局面においては目標に極めて接近せねばならない為、使い勝手の悪さから使用される事がなく、このままお蔵入りかと思われていたが、対ZX−04戦においてめでたく初使用される。これはウルテクエンジンを搭載したことで出力自体が向上したためであると思われる。この時炎を放射しているように見えるのだが、これは放射された熱気によって空気中の塵などが燃焼しているためで、当装備自体はあくまでも熱気を放射するのがその機能のすべてである。