郭(くるわ)


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 城の一区画、基本的に平らな広場みたいなところを郭といいます。曲輪(くるわ 読みは同じです。)とも書きます。郭は、おおむね傾斜面を削って平らにして作成します。ようするに削平地を作ります。郭なければ、兵は籠城できません。近世城郭では、郭を丸と称します。どうも、”丸”というと天守閣、櫓など建物をさすと勘違いしている人が多いようですが(私も昔はそうでした(^_^;) )、間違いなので注意して下さい。
 近世城郭の中心となる郭(主郭といいます。)を場所を、本丸といい、その近くから二の丸、三の丸、と称するのが原則のようです。
 中世城郭では、本丸を、本城(領国内の中心の城の意味として用いる場合もある)とか実城(みじょう。むじょうと読むときもあるようです。)とか根城とか一の曲輪などと称し、二の丸を二の郭などと称しますが、最近は中世城郭でも本丸、二の丸、三の丸とも便宜上呼ぶようです。ただ、中世において城の中心を本丸と名付けていたと思うのはやめた方がいいでしょう。そのような解釈をするともし古文書などを読むとき混乱すると思いますよ。偽古文書にもだまされてしまうかも。(^_^;)
 あくまでも、”便宜上”本丸と読んでいるだけと思ったほうがいいでしょう。

参考文献
日本城郭大系 別巻2
新人物往来社 編

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