2010年6月
東京ガス 小平ガスミュージアムでのワークショップ

いきものにぎわいエコハピイベント
「いのちあふれる森を描こう」

小平にあります東京ガス ガスミュージアムでワークショップを行いました。
題して「東京ガス 生きものにぎわいエコハピイベント 『いのちあふれる森を描こう』」
ということでしたが、やることは正味いつもと同じです。ハイ

ほら、こんな建物の中でやったんだよ。なかなか趣ざんしょ。

そもそも戦争中に死んでしまったから、会った事はないんだけれど、
うちの曾じいさんは、この会社の初代社長さんの書生長さんだったので、
もしかしたら、この建物が現役で動いていた時に訪れた事があったかも知れないなあ。
などと、思いを馳せてワークショップを開始したのでした。



さて、ご来場いただいた方は、おおよそ100名程。
木村のアートワークショップとしては、割とこじんまりした感じでしたが、
ようやく念願の「太亮君」も来てくれたし、 高校の同級生のH君も息子を連れて遊びに来てくれたし、
なかなか、のどかなワークショップなのでありました。



さてさて、焼き物が「土との対話」、料理は「素材との対話」だとするなら
さしずめ、僕のワークショップは「紙との対話」なのだろう。
紙をちぎる時には、完成形を頭に置かずちぎる。
ちぎったものから「何を作るか」を考えて行く訳なのだが、
そこで考えなければいけないのは、「紙が何になりたいのか?」を感じる事なのだ。

「何を言ってるんだ?作りたいもの作りゃ良いじゃん」

そう言われるかもしれないが、
僕が主宰しているのは「アートワークショップ」であって、
「自由工作教室」じゃないのよ。

「参加者と一緒になって大きな一枚の絵を作っている」のであって、
「各自の夏休みの宿題」を手伝っている」訳じゃない。
その手の事が目的ならば、僕のワークショップは適していないかもね




まっ、ともあれ、参加者とコミュニケーションしながら作品を創っていく訳だ。
参加者に期待しているのは「魂」込める事。あるいは「命」を作っている意識かな?
それを認識してもらうために、あれやこれや、試したり、悩んだりする訳。
その結果、上のような作品が出来る。


これを貯めて行って、最終的に大きな壁画にするのだけれど、
今回の作品は横1.8mXタテ0.9mを2枚。

レイアウトして、スタッフ全員で貼り込みました。
この作業も結構大変。ここではカオル女史がリーダーになるわけです。
で、出来上がったのがこちら。







建物の外に出して壁に立てかけてみたのだけれど、なかなかいいでしょ。
続いて2枚を横並びに繋げてみました。

ねっ、いいでしょ。




ちなみに開催中の昼食は、道を隔てたFC東京クラブハウスで、いただきました。
(って、言っても昔なじみの建物なんだけれどね)
昼食中、遠目にグラウンドを見ていたら、この日はオフだったらしいのだけれど、
中村北斗選手がスタッフと一緒にモクモクとシュート練習をしていました。
ウン、後半戦は期待できるかもね。ガンバレ!中村北斗。

ついでに開催中、ここの館長さんが僕が東京ガス社内報表紙を描かせていただいていた時の
ご担当だという事も発覚。ありゃリャ奇遇ですこと。不思議な因縁だなあ。

とまれ、作品は2010年夏の間は、案内所すぐ脇のコンコースに飾られるのだそうです。
参加していただいた皆様、作品は全て貼り込んであります。
ご自分の作品が、大きな作品の中でどう息づいているのか?
是非、観に行ってみて下さい。


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