「アンジェ・・・結婚式・・しようか。」

「え?・・ランディ様、今なんて言ったの?」

「結婚式をしよう。二人っきりで・・・
今夜、ここには俺と君の二人だけしか居ない。
館の使用人達には今夜はゆっくり過ごす様にって帰って貰ったんだ。」

突然のランディの言葉に少し戸惑っているアンジェリークを
ランディはひょいと抱き上げた。

「今夜は帰さない・・・俺、今すっごく君が欲しいんだ。」

アンジェリークは言葉を出すのを忘れてしまったかの様に
少し困った顔で俯いてしまった。

覚悟はしていた。いや、そうなる事を望んでいたのだ。
だが、いざその場になると尻ごみしてしまう・・・・

ランディはアンジェリークを寝室へ連れて来た。
アンジェリークをベッドの上に下ろすと自分もベッドに座った。

「ラ、ランディ様・・あのね・・・その〜」

「ちょっとドキドキしてきたよ。」

「え?」

「俺、君の事抱きたいって思っているんだ。
だけどドキドキしちゃって手が震えてるよ・・初めてじゃないのにな・・・・」

膝の上で握っているランディの手が小さく震えているのが判った。

アンジェリークは黙ってブラウスのボタンを外し、露わになった胸の膨らみへと
ランディの手を導くと、小さな声で囁いた。

「ほら・・私の胸もドキドキしてるでしょう?」

「アンジェ・・」

「私を愛してください。二人だけの結婚式・・しましょう?」

アンジェリークはランディの首に両手を回した。途端に不安定な体制から
ランディを押し倒す形になり、ランディの体ごと二人はベッドに倒れ込んだ。

「きゃっ・・ごめんなさい」

「君こそ大丈夫?」

二人はそのまま見詰め合った。二人の中で今までの楽しかった事、悲しかった事が
走馬灯のように浮かんでは消えていた。

ランディは震えるアンジェリークと体制を変えるように、ゆっくりとベッドへ倒した。
恥ずかしそうに頬を染め自分を見つめるアンジェリークがとても愛しく思え
自分の感情が何処までセーブ出来るのか心配になった。

「俺、君の事壊してしまいそうだよ・・・」

「いいです・・私、ランディ様にだったら壊されても構わないです。」

「アンジェ・・・」

ランディはうっとりとした瞳で、アンジェリークの頬に手を当てると優しく撫で
親指でゆっくりと唇をなぞる。

不安そうな瞳が可愛くて、ランディは思わずアンジェリークの唇へ自分の唇を落した。
始めは優しくそしてそれは次第に強く吸い上げるような激しいものとなる。

唇から首筋へ・・・そして、そっとアンジェリークの胸にランディの手が当てられ
円を描く様に揉みしだく。

「んっ・・」

アンジェリークの下着をたくし上げ、その露わになった胸に唇を寄せた。
途端にアンジェリークの背筋がピクンと反り返る。
柔らかで透き通るような肌に、自分のモノだと言う証の刻印を押していく。
胸の突起の敏感な部分を口に含み舌で転がす様に刺激すると、
次第にアンジェリークの体から力が抜け口元から甘い声が零れ出す。

「あっ・・やっ・・・・」

「アンジェ、大丈夫だよ。ほら・・」

ランディは自分の左手をアンジェリークの右手に絡ませ、しっかりと握った。
それに答える様にアンジェリークは繋がれた指先に力を込めた。

「ランディ様・・・すき・・・」

「アンジェ・・好きだよ・・・愛してる」

徐々に下へと舌を動かしていく。
アンジェリークの着ている物を1枚づつ脱がせ自分も着ていた物を全て脱ぎ
生まれたままの姿になり、止まっていた動きを再開する。
胸から腰のラインを舌で撫でると、くすぐったいのかアンジェリークが体を捩った。

そのまま下の方へと徐々に舌の動きを進めていき、太股の内側を指先で撫で上げ
足を開かせると太股の付け根に指を這わせ、そのままアンジェリークの敏感な部分へと
指をゆっくりと押し進める。そこは既に薄っすらと蜜が零れだしていた。

「あっ!だめぇ・・・」

アンジェリークの言葉はランディには聞き入れて貰えないどころか、
その動きは敏感な部分を捉えると、その蕾の部分をゆっくりと愛撫した。

「あ・・・ああぁっ!」

指の動きと共にアンジェリークの息も荒くなり、熱くなった体は紅潮し
薄っすらと汗ばんでいた。

「アンジェ・・愛してるよ。ずっと一緒だから・・・一番大切な物をあげるから
俺の・・心を・・想いを感じてくれよ」

ランディはアンジェリークの両足を割って自分の体を入ると、
自分の熱く昂ぶったモノを蜜の溢れるアンジェリーク自身へと押し入れた。

「ああぁっ!」

ゆっくりと入ってくる熱いモノを感じると、アンジェリークはランディの腕を掴み
全身でランディを感じた。

「あぁ・・ランディ・・・さ・・ま・・」

「愛してるよ・・・もう・・離さない」

ランディはアンジェリークの腰を両手で持ち上げると、腰を深く押し入れ
次第に動きを激しくし、アンジェリークを強く突き上げた。

「ランディさま!・・・だめ・・ぇ・・・ああぁっ!」

『ランディ様の広い背中・・温かな胸・・優しい瞳・・・全てに・・私は愛されている・・』

アンジェリークの瞳から一筋の涙が零れた。
ランディはアンジェリークへの想いを全身で彼女に伝えるかのように強く深く突き上げた。

「ああっ!・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」


「ああ・・アンジェ・・俺、君の事壊しちゃいそうだよ。
君の中はとても気持ちがいいんだ・・・くっ・・」

「壊して・・・私・・ランディ様に・・・壊されたい!」

「アンジェ・・知らないよ如何なっても」

「うん・・・」

そっと頷くと虚ろな瞳で微笑みかけた。それが愛しくて可愛くて溜まらなくなる。

ランディは繋がっていた部分を一旦離すと、アンジェリークを後ろ向きにさせ
四つ這いにし、まだ熱い自分自身をアンジェリークの背後から蜜壺の中へ押し入れた。
そして、押さえていたモノを全て吐き出すかの様に、ランディは腰の動きを一層
激くした。

「ああぁぁ――――っ!」

アンジェリークは、背後から突き上げられた事で更に奥深くを刺激されかぶりを振り、
シーツをきつく掴みその激しさに、悲鳴にも似た声で必死に自分を保とうとしていた。

「ああぁっ・・・・はぅっ・・・・も・・だめぇ・・・」

「アンジェ・・・俺も・・もう・・くっ!」

「あっああぁぁぁ――――!!」


ランディは激しく何度か突き上げると、アンジェリークの中に熱いモノを迸らせた。


隣で眠りについたアンジェリークの髪を撫でながら、ランディは呟いた。

「俺、君と出会えて良かった。
こんなにも満ち足りた気持ちは、生まれて初めてだよ。

君と出会って、恋をしてそして・・・愛し合う事が出来た・・・
今まで君を不安にした分だけ、俺は君を幸せにするから・・・

愛してるよ、アンジェリーク。
俺の未来は君と共にあるから。」


ランディはアンジェリークの頬にキスをすると、ゆっくりと瞳を閉じた。



       ††††††††††††††††††††††



好きで好きでたまらなくて

何時もお互いを感じていたいから

少しだけ我が侭になる。

その思いが強過ぎて回りが見えなくなり

お互いを傷つけてしまう・・・

そんな時、刹那の風が心の隙間に入り込み

二人を引き裂こうとしても

求める心が強ければ負けない

一番大切な物が見えなくて怖がらないで

だって・・・

一番大切な物は目には見えないのだから

それは心の奥にある温かな感情

一番大切な物を見失わない様に

心を強く持って信じよう

辿り着く先にはきっと

愛が溢れているから―――――





                        Fin


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消極的なランディ様に積極的におねだりしちゃうアンジェが健気で可愛い〜vvv
そんなアンジェの可愛さにメロメロなランディ様もこのカップリングのツボと言えますよね♪
夢天さん、愛溢れる素敵なお話をありがとうございます。

          (コメント:元PURE×PURE合同管理人 ちりさま)
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02/06/07up