悪戯な風 3


ランディはアンジェリークを抱き上げベッドの上に座らせると
そのままキスを続けた。
優しいキスは、何時しか激しく強く舌を吸い上げ
アンジェリークの意識を遠くして行った。

「ん・・・ふっ・・・」

時々唇の隙間から聞こえるアンジェリークの甘い声に
ランディは何時もの理性を忘れていった。

「アンジェ・・・いいかな?」

アンジェリークは、ランディを見つめると頷いた。

「私をもっとランディ様で一杯にしてください。
あなたを・・愛しています。」

「俺もアンジェが好きだ、愛してるよ。」

再び唇が合わせられ、ランディはアンジェリークを
ベッドへ押し倒すと、また激しいキスをしてアンジェリークの唇を熱くした。
次第にアンジェリークの頬がピンク色に染まり
そこへランディは舌を這わせる。
耳元へも熱い息のまま唇を寄せ耳たぶを甘噛みするとアンジェリークの
細く白い首筋が弓なりに反り返った。
ランディは片手でブラウスのボタンを外すと、露わになった白く
透き通るような肌にそっと唇を寄せた。

「とっても綺麗だ・・・アンジェ」

「あまり見ないで下さいっ・・恥ずかしいです。」

「本当に綺麗だよ。」

ランディはそのまま胸元へ舌を這わせた。

「あっ!」

アンジェリークはランディの舌が動く度に甘い声を上げ
次第に意識をなくして行く。
ランディはアンジェリークの着ているものを全て
剥ぎ取ってしまい、自分も生まれたままの姿になっていた。
ランディがアンジェリークの胸の突起に舌を這わせると、
アンジェリークの白い首筋が反り返り、
声を押し殺しシーツをきつく握り締めた。

「んっ・・・あっ・・・んんっ・・」

「アンジェ・・」

ランディはアンジェリークの片方の胸の突起を口に含むと
舌で転がした。同時にもう片方の手を下腹部へと伸ばし
薄っすらと茂った茂みの中へそっと指先を入れ込んだ。

「あっ!い・・ゃ・・!」

途端にアンジェリークの体が反り返り侵入者を拒むように
体をよじらせ逃げようとするが力では到底勝てず
その抵抗は無駄に終わってしまう。
そこは既にキスと愛撫でトロンとした蜜で一杯になり
ランディの指先をしっとりと濡らした。
ランディは指先で秘部を割り入り、まだ開かれていない蕾を探す。

「くっ・・んんっ・・・ああっ!だめぇ・・怖いっ・・」

「大丈夫だよ、アンジェ・・俺の事だけ考えて!」

ランディはアンジェリークの唇に深く熱いキスをした。
蕾を見つけ出し、指先で撫で回すように刺激し出すと
アンジェリークは声にならない声で喘ぎ、首を左右に振り
体を反らせた。

荒い呼吸と甘い声。
次第にランディの体も熱くなり、アンジェリークの両足を割って
自分の体を滑り込ませると、アンジェリークの片足を自分の肩に掛け
熱く高ぶった自分自身をアンジェリークの溢れる蜜の中へ
押し当てるとゆっくりと奥深くへ押し進めて行った。

「アンジェ・・君を俺で一杯に・・・俺の愛で・・!」

「ああっ!・・ランディさ・まぁ・・・あっ!いっ・・やぁぁ!」

アンジェリークの蜜で溢れた敏感な部分は、突然入り込んだ
ランディの熱く高ぶったモノを、拒みながらもしっかりと飲み込んだ。

「はぅっ・・ああぁっ!あっああぁ――!」

「アンジェ!・・愛してるよ!・・・・くっ!」

次第にランディの息使いも荒くなり、部屋には二人の体がぶつかり合う音と
淫らな水音が響き、それに加えてアンジェリークの甘い声。
ランディは高まる感情を押さえきれなくなり
強く激しく腰の動きを増すと
アンジェリークの体の中に熱の固まりを解放した。
同時にアンジェリークは、体の奥で熱いものが弾けたのを感じ
長く尾を引く甘い声を残し意識を飛ばした。









俺達はあれから間もなく結婚した。
俺の横にはアンジェリークが何時も優しい笑顔で微笑んでいる。
あの時はこんな穏やかな日が訪れるとは
思ってもいなかったな。
俺の誤解が招いた事だけど
あの一件で二人の絆は強くなったんだ。
俺はこの命を賭けて彼女を守る。
今度こそ永遠に。

「ランディ様ぁ〜お食事が出来ましたよ〜」

「ああ、今行くよ!アンジェ!」


アンジェリーク・・・

愛してるよ。君だけを。

何時も見つめているよ

君の事を。

優しい笑顔も

甘く柔らかな唇も

全部俺のものだから・・・

悪戯な風が吹いても

決して離さない

――俺の天使――





  Fin


    


夢天さんのサイトで777のキリ番ゲットで書いて頂きました。
ランディ様の誤解から2人の絆が深まる展開なんて
ランリモらしくていいですね〜♪ ランディ様の真摯な所と
リモちゃんの可愛さがとてもよく表現されていますよね。
夢天さん、素敵な力作をありがとうございました。

   (コメント:元PURE×PURE合同管理人 ちりさま)
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02/01/08up