オトギリソウ



高知市内で見つけました.弟切草と漢字で書きます.こんな悲劇が伝えられています.花山天皇(985)の頃,老練な鷹匠がいました.とある日,愛鷹が怪我をしたのである草の汁でそれを癒してやった.それを見ていた人がその草の名を尋ねましたが,鷹匠は答えませんでした.しかし,このことは弟の口からもれ,それを知った鷹匠は激しく怒って弟を切り捨てました.葉にある黒い点々はそのとき飛び散った弟の血の跡であると伝えられています.(野草大百科, p306

オトギリソウ(弟切草)
オトギリソウ科
高知市,2004.06.27