市販キットを作ってみよう!

神尾 観鈴(コトブキヤ製 1/8scale レジンキャストキット)



Step・・3・4・5

Step 3


・くっつけましょー!

 このキットはスカートのパーツが前後で貼り合わせる様になってます。当然接着剤を使って接着するわけですが、そうなるとどうしても接着したラインが残ったり、段差が出来てしまったりします。今度はコレを消してみましょー!

 まずは補強用の穴をピンバイスで開けます。キットには親切にもガイド用の穴があいていますので、この穴を深く掘っていきます。径の太さは1.2mm、真鍮線の太さにあわせた物を使います。
 しかる後、穴に真鍮線を刺して、2つのパーツを合わせます。このキットのパーツの合いはすごく良いのですが、物によっては隙間が開いてしまう物もあります。そんな時には凸になった部分を削って、パーツが平らになるようにヤスリを掛けてやります。コレが「すり合わせ」って作業です。ちなみに今回は行っていません。またの機会に!

 パーツを合わせたなら、その上から瞬間接着剤を流し込んでやります。流し込みタイプの瞬間接着剤は非常にサラサラとした物ですので、このような隙間からうま〜く流れてくれます。通常の瞬間接着剤でしたら2つのパーツを合わせる前に接着剤を塗って貼り合わせます。
 この上から更にペーパーを掛けるため、一度流し込んだら、合わせ目に塗るような感じでもう一度接着剤を塗っています。

 瞬着パテを使ってみましょー!使い方は説明書に詳しく載っていますので、今回は略!何度か使っていくウチにパテの性質などが分かってきますので、とりあえず使ってみることが一番。
 合わせ目に盛りつけてみました。あまり大量に盛りつけてしまうと削るのも大変ですので、合わせ目に沿って少量ずつ盛っていきます。後、スカートを履かせたら見えなくなってしまいますが、左足も接着して、きれいに作ってみましょー!「男としてのこだわり!」ですねー!(^^;)
 削り方は今までと同様、ナイフや棒ヤスリで少しずつ削って、ペーパーで仕上げていきます。この瞬着パテはレジンへの喰いつきが非常に良いので、削っていくウチに剥がれてしまった…なんてことが少なくて便利です。ポリパテやエポパテを利用する場合は、削っていくウチに剥がれる可能性が大きいので、剥がれてきたら瞬着を流して対応していきます。

 さて、一通りパーツを仕上げてみたら、一度組み上げてみましょー!まだそれぞれのパーツは接着していません。「仮組み」って作業です。ココで後、どこを先に接着するのか、隙間の開く所は無いか、合いの悪いパーツは無いか等をチェックしていきます。
 で、仮組みをして確認してみますと、問題点が一カ所。前髪と頭とのつなぎ目をどうするか?ってところです。先に接着してしまうと顔の塗装が非常に大変ですし、かといって全てを塗装した後に接着ですとつなぎ目が目立ってしまいます。ココはちょっと面倒くさいのですが、顔の塗装を終えた後、髪の毛の接着面の加工をする事にしてみます。
 ところでこの写真、先に接着したスカート部分と足の付け根以外は一切接着剤を使っていません。全て真鍮線による「補強」をしています。つまりこのキット、ちゃんと軸打ちをして補強をしておけば接着剤無しに自立するのです!多少は補強の重要性が判っていただけたら幸いなのですが〜。



Step・・3・4・5

BACK・NEXT!

とりあえず今回はここまで!
次回は表面処理の作業に入ります。
・・・てなわけで、続きはまたそのうち!!

くーる:いやご主人、「そのうち」って言うのが一番怪しいのですけどーー!(−_−”)