なお、ショートカットアプリで壁紙を変える機能はiOS14.3から使えるようになったらしいので、古いiPhoneをお使いの方はiOSのバージョンを確認して下さい。
(注)iOS16.2ではこのオートメーションが使えなくなりました。詳しくは「2022/12/20【iOS16.2用】曜日が一目で分かるiPhone待受を作ってみた」をご参照ください。
紹介動画
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画面ごとのスクリーンショットを見ながらなのでちょっと長いですが、頑張って下さい。
では始めましょう。
ファイルアプリを開き、「壁紙」フォルダを作ります。

ファイルアプリのブラウズ画面、ディレクトリは「このiPhone内」で右上の(…)をタップします。
開いたメニューで「新規フォルダ」をタップします。
「名称未設定フォルダ」ができるので、名前を「壁紙」に変更します。

曜日ごとの画像や写真を7枚用意します。画像は写真でもなんでも良いです。

もし、良い画像が無い場合は下の画像をどうぞ。iPhoneSE(2nd)用 750×1334ですが、壁紙に設定すると勝手に拡大縮小されます。長押し(パソコンなら右クリック)で画像を保存するメニューが出ます。
写真アプリで写真・画像を7枚決めたら、右上の「選択」をタップします。

7枚をタップしてチェックを付けます。
左下の[↑]アイコンをタップします。

メニューの下の方に「ファイルに保存」がありますので、タップします。

フォルダリストの中から「壁紙」を選んでタップしてグレーにし、右上の「保存」をタップします。

ファイルアプリを開きます。

「壁紙」フォルダをタップして開きます。

先ほど写真アプリからコピーした画像が7枚入っているはずです。画面には6枚しか映っていませんが実際には7枚あります。
もしファイル名が「IMG_0000」のような名前になっていたら、名前をタップしてそれぞれ「日曜日」「月曜日」「火曜日」「水曜日」「木曜日」「金曜日」「土曜日」という名前に変更して下さい。
表示は曜日順に並びませんが、まぁ、気にしないで下さい。

これで画像の準備が出来ました。
もし、あなたのiPhoneに「ショートカット」アプリが入っていなければ、App Storeからダウンロードして下さい。Apple社の無料アプリです。

余談ですが、自分で作らなくてもギャラリーで既成のショートカットが色々提供されていおり、アプリ内でダウンロードして使えます。私が面白いと思ったのは「はいチーズ」です。「Hey, Siri」(またはSiriをオンにして)「はいチーズ!」と声をかけると背面カメラで写真を撮れるので、オートシャッターとして使えます。
ショートカットアプリを開きます。

下段真ん中の「オートメーション」をタップします。

右上の「+」をタップします。

「個人用オートメーションを作成」をタップします。

「時刻」をタップします。

「時刻」にチェックを入れ、その下の時間は「0:00」にします。
繰り返し欄は「毎日」にチェックを入れます。
「次へ」をタップします。

「(+)アクションを追加」をタップします。

検索枠に「テキスト」と入力すると、下に「テキスト」アクションが表示されますのでタップします。

テキストアクションの下側の入力枠をタップするとキーボードの上に入力候補が表示されますので、スライドして右の方に隠れている「現在の日付」をタップします。

「現在の日付」のオプションが表示されますので、「日付フォーマット」をタップします。

日付フォーマットの一番下にある「カスタム」をタップします。

「yyyy年MMM……」となっているところを修正して「EEE曜日」と入力します。「EEE」は必ず半角大文字にし、「曜日」との間のスペースを空けないで下さい。
「EEE」はその日の曜日によって「日」「月」「火」等に変換され、表示する壁紙のファイル名になります。

下の検索枠に「フォルダ」と入力すると、下に表示されるアクション候補の中から「フォルダの内容を取得」をタップします。

追加されたコマンド内の「テキスト」の部分をタップします。

「変数を消去」をタップします。

さっき「テキスト」が入っていた部分が薄い水色の「フォルダ」になっていますので、そこをタップします。

対象フォルダの候補が表示されますので、「壁紙」をタップしてグレーにし、「完了」をタップします。

このように「壁紙」が入っていればOKです。

下の検索枠に「ファイル」と入力すると、下に表示されるアクション候補の中から「ファイルにフィルタを適用」をタップします。

追加されたコマンド内の「(+)フィルタを追加」をタップします。

「ファイルサイズ」をタップします。

リストの中から「名前」をタップします。

「すべて」になっている入力枠をタップすると、キーボードの上に入力候補が表示されますので、「テキスト」をタップします。
これにより、最初にテキストアクションで「現在の日付」から作った曜日名の画像ファイルを選択します。

このように出来ていればOKです。

下の検索枠に「壁紙」と入力すると、今現在はアクション候補が「壁紙を設定」しか表示されませんので、これをタップします。

「ロック画面、ホーム画面」をタップします。
ロック画面だけ日替わりにしたいのでここを変更しますが、もしもホーム画面も日替わりで同じ画像にしたい場合は「ロック画面、ホーム画面」のままにしておいて下さい。

「ロック画面」「ホーム画面」の両方にチェックが付いていますが、「ホーム画面」のチェックをタップしてチェックをなくして、「ロック画面」だけにチェックが入っているようにします。
完了をタップします。

「ファイル」の横の(>)をタップします。
「プレビューを表示」のスイッチをオフ(グレー)にします。
ここまでのテストをします。右下の三角をタップします。

するとアクションの下に実行結果が表示されます。今日の壁紙が表示されましたか?

もし今日の曜日の画像が表示されなかったりエラーが出たりする場合はどこかで間違っていますので、画像とオートメーションを見直しましょう。プログラミングというのは一字違いで大違いです。
よくある間違いは下記のような場合です。
正しい画像が表示されたら「次へ」をタップします。

「実行の前に尋ねる」「実行時に通知」の両方のスイッチをスイッチをオフ(グレー)にします。
「完了」をタップします。

最後にタイマーも含めてちゃんと動作するか確認しましょう。
設定アプリでロック画面を別の壁紙に変えておきます。
出来たオートメーションをテスト用にちょっと変更します。
今作ったオートメーションをタップします。

「毎日、0:00に」をタップし、時間を今から2〜3分後に修正します。
「戻る」をタップ、「完了」をタップ、で前の画面にもどります。

iPhoneをロック画面にして、時間が来るまで待ちます。時間が来たらロック画面が自動的に変更されます。
ロック画面の壁紙は変わりましたか?
うまく動いたら、時間を「毎日、0:00に」に戻して完成です!
お疲れさまでした。
