独言 2018/03

2018/04

2017/12

2018/03/29
革命前夜/須賀しのぶ
昭和から平成に変わった時、ピアニストの眞山柊史はドレスデンの音楽大学に留学するため、DDR(デーデーエール)、いわゆる東ドイツに入った。愛するバッハの本場で自分の音を求めようとするも、個性的な学生たちや、次々に出会う圧倒的な音楽に翻弄され、次第に自分の音楽を見失っていく。周囲では監視と密告社会の中、自由を求める動きが増し、親しくなった人々、そして柊史自身もその動きに巻き込まれてゆく。
あったなー、子供の頃、地図に東ドイツ。西ドイツの首都がボンだった。(←年がバレ……)そういや西ベルリンのシステムが謎だった。ベルリンは東ドイツの中にあるので、西ドイツと飛び地の西ベルリンの連絡ってどうなってたんだろ?改めて、東西冷戦時代の東側ってどんな暮らしをしてたのか、とか考えるとなんか深みにはまる。柊史や音大生たちの音楽性の悩みは、まぁ別に平和でも豊かでも迷う人は迷うわけで。というような表面上の感想を言ってもしかたがない。それを全部まとめて後半怒濤のようにグワーッとくる展開と表現のうまさが改めてすごいよなーと思う。

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2018/03/24
とんがり帽子のアトリエ 1〜3/白浜鴎
魔法に憧れる仕立屋の娘ココは、町の片隅で魔法の本(とオマケのペン)を買った。本の図を真似して描いてみた。事故をきっかけに、ひとまずココは魔法使いキーフリーの弟子となったが、魔法使いへの道のりは遠かった。
1にも2にも魔法!な話。魔法がシステマチックに構成されてるので、かえって科学的かも。3巻になって世界が広がったので展開には期待。
本屋で表紙見て気になってて、書評も良い感じなのでとりあえず1巻買ってみたら面白かったので2、3も買い。本筋は王道だなー。普通の人々が魔法は万能と思ってる感じが、コンピューター万能な思い込みのあるIT弱者と重なってつらい。スマホとパソコンとスパコンじゃできることが違うんだよぅ。IT慣れた人でも直せる故障と直せない故障があるんだよぅ。

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2018/03/23
さあ、今から担当替えです 毎日晴天!14/菅野彰
秀の原稿が終わった朝、帯刀家の朝食はまだ崩壊していた。突然敬語で話す秀の不機嫌の理由は。「SF作家は何度でも家出する」京都の母校で特別講師をする秀に同行した大河は、江見教授の顧問弁護士の白坂に嫌みを言われた。「夢のころ、夢の町にて。」毎日毎朝毎晩のように原稿バトルを繰り広げていた秀と大河に、編集長から担当替えを言い渡された。現実を受け入れられない秀は心のままに行動が迷走し始めた。「さあ、今から担当替えです」
秀の迷走スペシャルの巻。今更ながら秀の感情は一点豪華主義なんだなぁ。あるいは視野狭窄。菅野さんは、家族同士の遠慮の無さと、外野との落差がうまいなぁ、といつも思う。
しばらく読書もあんまりしてなかったので、本屋に行ったら買い損ねた本が品切れてたのでAmazonでまとめ買いしたから、ただいま積ん読がヤバい感じ。通勤電車で読めないような本もけっこうあるからなぁ(笑)。

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2018/03/03
カナダ国歌 O Canada 日本語訳詞

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O Canada (FR レコチョク)

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