- 2011/07/27
- 少年魔法士14/なるしまゆり
- 膨大な魂を喰らったカルノは、喰らった魂に引きずられ、それを導くレヴィは、迷宮に開いた扉の向こうにナギを見た。人王アークの影に導かれて追う勇吹が見つけた時、カルノの様子に違和感を覚えた。
ぎゃぁぁぁ!○○○が大変なことにぃぃぃ!ひどいわ。ぐっすん。
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- 2011/07/24
- ゆかりズム1/潮見知佳
- 江戸時代物ばかり書く高校生作家の紫(♂)はファンのクラスメイトに出会ってから体調が悪かったが、ついに自分の前世らしき花魁になってしまった!?
ざっぱに言うと、前世の因縁再会話。たぶん今後も、前世で会った人がボロボロ出てくるんでしょう。資産家のお坊ちゃま作家でマイペースな紫に周りがバタバタさせられるコメディと、太っ腹・肝っ玉なところに救われる話との(いつもながらな)抱き合わせ。ってゆか全然関係ないけどこのタイトル、戦国鍋のアザイズムを思い出す。
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- 2011/07/21
- 妖怪アパートの幽雅な日常6/香月日輪
- 年が明け、大家パワーで雪原の雪遊びができちゃう妖怪アパートの正月。高校の修学旅行はなぜかスキー合宿。それでも夕士は学生らしい思い出を作ろうとするが、担任の千晶が体調悪くしたり、ホテルの部屋がやけに寒いと思ったら!
とりあえず龍さん出た、バンザイ!幽霊っ子クリちゃんは、可愛さ倍増、長谷に溺愛され度10倍増。夕士は修学旅行で簿記教師の千晶先生と親密度アップ(笑)!千晶先生が格好良さの秘訣を伝授。「告白」の空回ってる熱血教師とかを思い出すとギャップが…。
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- 2011/07/20
- 告白/湊かなえ
- 3月の終業式の日、退職が決まっている1年B組の担任教師が生徒に向かって語る。少し前に「事故死」した4歳の娘が実は殺されたこと、そして犯人への復讐について。衝撃的な担任の告白を聞いたクラスが2年に進級した時、去年までとは違う緊張の学期が始まった。そして起こる惨劇は。
すっごい小説だなぁ!本屋大賞だったので、かえって読む気にはなれなかったけど、友が持ってると聞いて借りてみた。「このミス」に載ったりしてるらしいけど、いわゆるミステリーじゃないよなぁ。ストーリー上の謎は無い。結末は、けっこう悲惨で救いが無いんで好き嫌いはあると思う。一人称の語り手を交代しながら展開する。本心と嘘、自覚的な嘘と無自覚の嘘あたりが注目の心理劇かな。被害者が加害者になる心理が印象的。
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- 2011/07/17
- 花よりも花の如く9/成田美名子
- テレビドラマの収録が終わり、いつもの能の世界に帰ってきた憲人。「春日龍神」の準備もあるのに、2年半後の大曲「道成寺」も決まって大変!な一方で、葉月との距離が近づいているのか、いないのか、悩みは増える。
けんちゃんが道成寺に行った時の一般的解説もいいけど、直角の現代的「道成寺」解説が笑う〜。
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- 2011/07/15
- 視えるんです。2/伊藤三巳華
- 霊や土地神さまが視えるマンガ家の遭遇体験マンガ。いつもは視るだけだったり、ちょっと話をするだけの作者が、知り合いに頼まれて、視てみたところに怒る霊がいる!プロの霊感占い師に助けてもらいながら、初の除霊!
自分は霊感も体験も全然無しなので、かえって興味津々。いやー、話の通じない相手とおつきあいするのは大変そう。こっちは向こうの気持ちを推察しなきゃいけないのに、向こうはこっちの気持ちなんか知ったこっちゃない。生き霊の話が怖い。
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- 2011/07/11
- パーム34 蜘蛛の紋様V/獣木野生
- 農場から逃げ出すのに失敗し、大けがを負ったジェームスは、結局エリーの元に連れ戻された。組織内の対立や、命を狙われる中で、静かに時季を待っていた。
あ、4月の新刊だったか。うっかり積ん読に埋もれてたので、先々週くらいに読んだんだけど。ジェームス、少年なのに貫禄だよぅ。超、上から目線(笑)。あ、オバケじゃない頃のサロニーだ!
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- 2011/07/06
- 風の王国 山の上の賢者/毛利志生子
- 王太子ラセルの花嫁を決め、ヤルルンに戻った翠蘭。子どもたちと再会したのもつかの間、王から次の任務を与えられた。唐から来た僧侶の接待など忙しさの中、いよいよ嫁ぐことになった朱瓔との別れ。
イェルカが超わがまま姫に育ってます。甘やかされまくりー。最後の方になるまで、昔の領主の日常って感じで、さすがの筆力なので、それはそれで面白くはあるけど、翠蘭らしい波瀾万丈がなくてどうしようかと思ったよ。でも、やっぱり乱はあった。
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- 2011/07/03
- 彩雲国物語 紫闇の玉座 下/雪乃紗衣
- 蝗害を終息にこぎつけた旺季が帰還する。王たる劉貴は決断を迫られていた。そして、晏樹が背後でうごめき、悠舜が王のもとを離れた。旺季と対峙した劉貴の結論は。
終わった!上巻の秀麗編に続き、劉貴編で完結。めでたしめでたし。悪い人はいない、みたいに綺麗にまとめたなー。いいとこ取りだぞ、悠舜!それに比べ、ストーリーに関係なかった黎深は、出番ほとんど無し、いいとこ無し。くっすん、好きなのに。それにしても、五丞原って(笑)!本編は完結だけど、外伝がもう1冊くらいは出そうだな。長いデビュー作だった。
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- 2011/07/02
- 遠い椿 公事宿事件書留帳17/澤田ふじ子
- 金物問屋の隠居のお蕗が謙虚に生きてきた心の裏には、40年も前の娘時代の後悔があった。お蕗は、目をかけている若い野菜売りのお杉に用心棒をつけようと言いだした。(遠い椿)
秋のお彼岸後〜正月明けの6編。話としては、悲しい話だけど、化け猫騒動の「黒猫」がすごみがあって面白い。
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