01.06.12
寝耳にコマーシャル


「さくらや」のコマーシャル。
好感接客と銘打って、
ジャロに電話しよっかくらいの大袈裟な接客シーンを映している。

「ローソン」のコマーシャル。
レジ待ちの客が溜まっている時、
もう一つのレジをすぐに開き、
その際店員は必ず笑顔を浮かべます、と、うたっている。

こういうのって、たぶん、
コマーシャル先行なんだろうなあ。
店員とか、訓示とかで教わることもなく、
コマーシャル見て初めて「あ、そんなことしなきゃいけないの?」
みたいな現状ではなかろうか。


思い出す、塾講師やってた頃。
「国語の先生」として入社したにも関わらず、
すぐさま塾長先生として一つの教室を任せられた。
通ってくる子は、小学生から高校生まで。
それを全て一人で相手しなきゃいけないんだから、大変。
ある日、塾に小学生の入塾者がどっと押し寄せてきた。
なにごとかと思って生徒に聞いてみると、
「小学生の英語クラス開校」ってチラシに書いてあったから
と言われた。
寝耳に水だった。
これが本当だったら、会社辞めちゃると思った。
他地区のの塾長先生に電話で泣きついてみたところ、
「おれも知らなかった」と、向こうも泣いてた。

将来、自分の子供は塾には通わせまい、と強く心に誓ったのだった。


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