今日の格言
01.05.22
「やりたいことが無い」もやりたいことの一つ
テレビで、
「アルバイトを選ぶ若者が増えた」みたいな特集をやってた。
ちょっと見たら、
やっぱり否定的な構成だった。
「就職をしたくなかった。でも、特別ほかにやりたいことがあるわけでもない」
ってね。
将来を考えずにブラブラ遊ぶ親不孝な子供、みたいな扱い。
いいんじゃないの?
と、個人的には思う。
就職してようがアルバイトしてようが、自立してるわけで。
いや、たとえ無職で親のすねかじってても、
それは親が金出してくれてるわけだから、いいんじゃないかしら。
やりたいことをやっていける環境が整っていれば、それでいいと思う。
逆にいえば、やりたくないものをやらないでいられる環境があれば、
「やめる決断」をするのは当然のことだし、大切なことだと思う。
「こんな会社辞めたい」という言葉を耳にする機会は多いけれど、
実行に移している人は少ない。
アルバイトでは、生活水準が下がるのは必至だろう。
しかしそれ以上に、
「他にやりたいことも無いくせに、会社を辞めるというのは、ただのワガママなのだろうか」と悩むからかもしれない。
でも、やりたいことが無いのも、やりたいことの一つなのでは?
言い換えれば、会社を辞めたい、というのも立派な「やりたいこと」なのでは?
どうでしょ?
あと、ちょっと話は逸れるけど。
「最近の若者、今はバイトでもいいだろうけど、近い将来困るだろうぜよ。
就職したくても、出来ない年齢に達した時にね。フフフフフ」
と、世間的には嘲笑っているけれど。
それはどうかしら。
きっと、近い将来、「バイト中年」に対応できた社会が、
ちゃっかり成り立ってると思うなあ。
どうでしょ?
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