02.05.21
怖い感じで独り言
そう。
自分は特別なわけ。
きっと皆とはちがう能力を隠し持ってて、
劇的な運の良さが未来に待っていて、
人望を集めちゃったりして、
なんかすごいことになっちゃうわけ、将来の自分は。プププ。
今の自分は、仮の姿。嘘。ほんの冗談な自分。
だから、周りの人間はくだらなくてつまらなくて、
そういう奴らに話を合わせてあげてる自分は、あわせることができる自分は、
そりゃもう聡明で。
いつか確実にやってくる自分の「大大大デビュー」の時に、
周りのバカな奴らが驚いちゃったりしてる顔が目に浮かんでププププ。
逆にいえば、こういうくだらない人間は、大事にする理由も無くて。
ウザくなってきたら、消しちゃえばいい。
聡明な自分の事だから、消し方も巧そう。
消しちゃう?ププププ。
みんな死んじゃえ。
っていう人物の犯罪の話なの(ちょっと違うか?脚色注意)。
宮部みゆきの「模倣犯」。
まだ上巻しか読んでいないけど。
えらい残酷で、腹が立って、もう善良なる一市民のあたくしには、
あまりにも辛いッス。
辛い辛いと言いながら、細めた目の隙間から先へ先へと読んどります。
でも辛い。
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