02.04.27
ドラマのテーマの傾向とか




最近のドラマ及び物語で、傾向を感じるわけで。
どれもテーマが、「漠然とした、焦燥感」っていうのかしら。

決して不幸なわけでもないし、貧乏もしてないし、それなりに人並みに幸せ。
けれど、満たされない。心のどこかで「こんなはずじゃなかった」とつぶやいている。
だけど、現実の自分は、いかにも「普通」に社会に出て、「人並みな」人生を送ろうとしている。
きっと自分はこのまま普通に人並みな人生を送ってゆくのだろう。でも、だからこそ、未来に希望が持てない。

っていうテーマ。
うん。確かに読者の、視聴者の共感は誘うだろう。
現代は、そういう文化に仕上がっているし。
でも、こういうテーマって、いかがなものかと思ってしまうわけで。

これといった理由はつけないけれど、
たぶん、文化としては歴史に残っても、文学としては残らないんじゃないかな、と思う。
あと、その手の悩みはやっぱり贅沢。満足に対する不満足ってのは、ブルジョアっすよ。
やっぱり、貧困や差別といったテーマと比べたら、影が薄いし(当社比)。

と、批判じみたことをクドクド書く私は、きっとブルジョアに対するヤキモチ焼き。
5月を残り1万5千円で、どうやって過ごす?定期も買えない!
六本木まで歩いて通うか?(わりと本気)



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