02.04.19
ノートルダムの鐘




金曜ロードショウで、ディズニー「ノートルダムの鐘」を見た。
あらすじー。
パリの街を仕切る悪い裁判官がいる。裁判官はジプシーを嫌っていて、皆殺し。主人公「某」が赤ん坊のころ、ジプシーの父母殺される。某も裁判官の手で殺されそうになるが、ふと気がつけばそこはノートルダム寺院。裁判官、天罰を恐れて某を殺せない。そこで、寺院の鐘つき堂に閉じ込め、育てようと思いつく。
で、某が成年になった。姿は醜い。けどきれいなジプシー女に恋をする。しかし女は裁判官に追われる。囚われた女を某が助け出す。裁判官も民衆の革命によって身を滅ぼす。でも、某と一緒に頑張った兵隊の隊長さんに女は恋をし、某失恋。でも、民衆から「英雄」と称えられて良かったね、って話。(ひどい端折り方)


描き方がむごすぎる。だから泣いた。そりゃ泣くさ。
泣いたけれど、見終わったとき、泣きながら文句言ってる私。
「主人公がジプシー出身って設定が生きて無いじゃん」と。
報われない主人公に、無理な形の幸せを与えたところで、それは解決になってない。
流れからすれば、そう。
たとえば、ジプシー女は死んじゃう・怒りの中で、ジプシーとしての自由の血を悟る某(死んだ女・死んだ父母の声を炎の中で聞く)、とか。
たとえば、最後は人知れず旅に出る某・「だって、僕は自由の民ジプシーだからね」とか。

まあ、いい。
泣きに泣いたので、久しぶりに涙袋を空に出来た気分。すっきり。



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