01.11.13
チキンでカチンとくるタイプ


特に仕事上。
威張る人、怒る人にぶち当たると、血がカッと頭に昇る。
そう、まるでバックトゥ・ザ・フューチャーの主人公のように。

お前はそんなにエライのか、と思ってしまうのである。
化石や星や海、化学や物理や人体など、役に立つ専門知識に詳しいのなら、威張ってくれてもいい。
けど、定期券の申請書の書き方や、昼休みの過ごし方、
電話をとるまでの時間などで、
鬼の首をとった様にガミガミネチネチ言われるのは、我慢ならん。

「そういう輩は、放っておけばいい」
「そんなところでしか威張れない、可哀想な人なんだ」
「バーカバーカ」
と考えてやり過ごしてみようと心がけるも、何か腑に落ちない。
なぜだろう、と考えた。
答えが出た。
「なんか、黙ってたら負け」な気がするのだ。
相手がザコならザコなほど、一泡ふかせてやりたくなるのだ。
ギギギッと睨みつけて「ほんとなめないでくださいコラ」と眼力で訴えかけたいのだ。


我ながら損な性格だと、常々反省はしている。
けれど、どうも捨てがたい一部分ではある。
なんか、これでカチンと来なくなったら、ダメな気がする。
なんとなく。




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