01.10.30
喜ぶべき時
ん!
長期出稼ぎ先、見事に決定!
校正職人として、新たな一歩を踏み出した!
ということで、連絡が来た時に手放しで喜んでみた。
が、ふと気が付く。
とんでもなく辛い仕事だったらどうしよう。
嫌な雰囲気の職場だったらどうしよう。
ああ、出社までにアレとアレを用意しとかなきゃいかんな。
そうだ、あの人とあの人にお礼の電話を入れないと……。
「喜んでる場合じゃないな」と思う。
同時に、不安と面倒くささで、ややブルーに。
が、思い直す。
「喜ぶべき場面では、喜んだほうが正解だ」と。
たとえ後でがっかりすることがあっても、それはそれ。
あの時喜んで損した、と思うことになっても、
あの時喜んだ反動でガッカリ倍増、ってことになっても、
そのために今の喜びを犠牲にするのは馬鹿げている。
なによりも、こういう昂揚感は滅多にあるものじゃないし、とても久しぶり。
しっかりと味わって噛み締めておかないと、
いずれ喜び方を忘れた体になっちゃうかも。
ということで、バンザイ!
年が越せる!
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