01.08.15
家族勢力年表
兄弟が五人の七人家族。
私は下から二番目。
激しく仲の悪い現状だが、
ここに至るまでには、複雑な勢力争いがある。
子供たちが幼い頃、母軍は圧倒的な勢力を誇っていた。
母を筆頭に、子供五人を勢力化に置いていたのだ。
父軍は、軍と呼べるほどの勢いもなく、半ば中立になっていた。
長兄が高校生の頃、第一次家族戦争勃発。
長兄と父が激しく対立。力をつけた息子による、革命がはじまったのだ。
血みどろの混乱の中、意外にも母が中立となり、
どちらに軍配が上がるともなく、やがて収束。
第二次家族戦争は、またしても長兄がらみ。
大学に入り、家を出た時に、父が勝手に扶養を抜いてしまったのだ。
母軍は兄側に付き、参戦。泥沼化。
その頃中学生くらいだった私と、高校生の姉が、弱小ながら中立を保っていたが、
ここで和平交渉に乗り出す。そして、収束へ。
姉の結婚の際、母と対立。
私と長兄で、丸くおさめることに成功。
長兄が結婚した時、母と対立。
私と姉でとりなし、事無きをえる。
私が大学時代、母と対立。
姉と長兄で、一年がかりで和平をとりつける。
で、今。
今までにない大戦争の最中。
まず、長兄と私が火蓋を切る。原因は、創作活動における信念の相違。
長兄が迅速な行動で家族勢力を引き込み、一瞬、私は孤立化する。
が、やがて母、姉が、和平工作開始。
しかし、工作活動中に、母と長兄が戦争開始。
姉も母の同盟とみなした兄は、独立宣言。
結果、私、姉、母が同盟を結び、長兄に対する。
父は、長兄側に立ちつつ、中立。
こんな状態で、はや三年。
で、いつも思うのだが、
五人兄弟のうち、次兄と末っ子が、全く姿をあらわさない。
本人達は「そんな揉め事、まっぴらごめん」といった気分だろうが、
現在の状況を考えるにつけ、
あんたらの決起(和平交渉人として)が必要不可欠なのだと思えるのだが。
っつーか、長編小説にしてみるか?
歴史小説風な文調で。
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