01.07.27
安請け合い
「脚本頼みたいんだけど、書ける?」
「ええ、書けますよ」
二つ返事で答えてしまった。
二時間くらいの、舞台の脚本。
いったい、どのくらいの分量書いたらいいものか皆目検討つかん。
思えば、初めての仕事の時もそんなだった。
「童話とか書ける? テーマはボランティアで」
「ええ、書けますよ。なんなら二、三作書きますよ」
で、書式も何も知らないままで、
三日で三作書いて送った。
それが採用されて、今に至る。
今回はさすがに「二、三作」とは言わなかったけど、
まあなんとかなるでしょう。
なんとかなるでしょう、と思えば、なんとかなるものだ。
最悪、書けなかったら「アハハ」で済ませりゃいいわけで。
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