01.07.04
成功への道


金がなくなってきたな〜、と思ったら、
出版社から、久々に依頼が来たりする。

あー、もう小説家志望なんてやめよっかな〜、と思うと、
応募したのも忘れていたような新人賞の発表に、
小さな文字で書かれた自分の名を見つける。

FAX買えば、元をとれるくらいの稼ぎは順調に来るし、
パソコン買ったら、疎遠の友達との仲が戻ったりする。


うまく出来ている。
流れに身を任せていると、わりといい感じ。


でも、本来私は、流れに身を任せたくない人間だったりする。
熱血、根性、ストイックみたいなものが、嫌いじゃなかったりする。
だから、定期的に爆発して、がむしゃらに頑張る。

そういうことすると、もう、うんざりするほど裏目に出まくる。
ここで例を挙げることも出来ぬような、心の痛みを伴う、裏目。

そうだなあ。
小学生の頃。ガチャガチャ回す時は「当たりっこないよ」と
心底思えている時のほうが、大当たりを引き出しやすかった。
逆に、思いっきり「あたれ!」と念じながらだと、必ずハズレた。
いまだに、生活全般が、そんな感じ。

無心が大事、って世間でもよく聞く言葉だし。
私のは、「頑張り」というよりも「強欲」なだけなのかも。
「世間知らず」「井の中の蛙」なんてのも当てはまるかしら。

でも、命削って頑張っているものを、自信のあるものを、
成功させたい。是が非でも。
実力でもぎ取った成功ってのを実感したい。

島本和彦のマンガ読んで、つくづくそう思った。





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