07.06.10
ウインドシンセサイザー
なにもかも全て投げ出したい、そんな気分に歯止めをかけるべく、
何か新しいことがしたくなった。趣味的な何か。
はじめに思い付いたのが、楽器演奏。
リコーダーかハーモニカが吹きたい。けど、集合住宅では近所迷惑になっちゃう。
サイレントリコーダーとか電子ハーモニカ、当然どっかから発売されてるでしょ、
と探してみたら、これが皆無。ちょっとびっくり。
日本人のほとんどが触ったことがある(触らされている)楽器・リコーダーとハーモニカを、
こんなに軽視してていいんですかいメーカーさん! と軽く憤りを覚える。
で、探している途中で見付けたのが、「ウインドシンセサイザー」。いわゆる電子サックス。
サックスなんて触ったことないけど、どうやらリコーダーとそんなに運指がかわらないっぽい。
シンセサイザーだけに、音色もサックス、リコーダーをはじめ、管楽器や弦楽器など色んなものが出る。
欲しい…でも高い!
そんな気持ちを抱えつつ、悶々とした日々を過ごしていく。
2ヶ月経過。
いよいよ人生レベルで消えて無くなりたくなってきた。
「あーっ! もうダメ!」
ストレス爆発と共に、激安楽器サイトのBUY NOW!ボタンをポチッ。
買っちゃいましたよ、「YAMAHA WX5」と「YAMAHA VL70-m」
この先半年間、ゲームやらおもちゃやら食玩やら外食やら酒やら禁止。

ヤマト便で届いて、早速セッティング。
吹いてみる…あれ? 音が小さい?
なるほど、サックスってのは息を思いっきり吹き込む楽器なのか…。
でもリコーダーくらいの息量で吹きたいなあ。
説明書には、息量と音量の調節が出来ると書いてある。
いろいろやっているうちに…音が出なくなった! ガビーン!
半泣きしながら数時間格闘の後、
やっとのことで「リコーダー感覚で演奏できる楽器」が完成した。
セッティングが決まった後は、まさに「自由」の一言!
思い通りにバリバリ吹くことが出来る。
この電子楽器の素晴らしい点は、7オクターブの音階。
「あの曲演奏したいなあ」と思ったら、たいがいの曲が出来ちゃうわけで。
とりあえず、小学生時代を懐かしみつつ
・アマリリス
・茶色の小瓶
・エーデルワイス
・椰子の実
・おぼろ月夜
・冬景色
あたりからはじめてみた。ウホッ、難なく吹けるうえに、息の強弱で音色変化させると上手に聞こえる!
次に、簡単に出来そうな曲を耳コピーで。
・カーロミオベン
・笛は歌うオープニング(NHKのリコーダー番組でやってたやつ)
・モンスターハンターポータブル2の集会所の音楽
・キューピーのオープニング
これも、何度か練習すればすぐできた。腹式呼吸が腹に効く。
あとサックス音がかなり本物に近いので、
・ボトムズエンディング
・コブラエンディング
にもチャレンジ。これはまだまだ要練習。
うーむ。箱明けた直後は冷や汗かいたが、
なかなかどうして、予想以上に楽しい楽器で大満足。
スピーカーにつなげて吹いていると、インコのビックがスピーカーにとまって
音楽に聴き入ってくる。これがまたなんとも至福のひととき。
さーて、いい趣味出来たし、日々の生活もしっかりやりましょか!
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