05.10.22
アンパンマンの歌で泣く
なにがきみのしあわせ? なにをしてよろこぶ?
わからないままおわる そんなのはいやだ
わすれないで夢を こぼさないで涙
だからきみは飛ぶんだ どこまでも
このアンパンマンのオープニング歌聞いて、泣けてしまった。
疲れてるのかな。
しかしこの歌、考えてみるとなかなか深い。
ここでいう「きみ」とは誰か?
「嗚呼、アンパンマンやさしい君は」という歌詞がこの後続くことからもわかるように、
きみ=アンパンマンである。
そして、エンディングの歌詞の中に、
「アンパンマンはきみさ」とも入っている。
つまり、きみ=アンパンマン=視聴者という図式が出来上がる。
では、この歌は誰の視点で書かれているのか?
それは、作詞者であり原作者の「やなせたかし」ではないかと推測する。
やなせたかしから視聴者に向けてのメッセージであり、さらに言えばやなせたかしが自分にむけた応援歌なのかもしれない。
「人に裏切られて傷つくという経験を幾度も繰り返してきた」、と以前テレビでやなせ本人が話していた。
そういう過去も作詞に影響しているのかもしれない。していないのかもしれない。適当に書いただけかもしれない。
まあそんなことはどうでもいい。
エンディングの歌詞は、こんな感じで始まる。
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もし自信をなくして くじけそうになったら
いいことだけ いいことだけ 思い出せ
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これも泣ける。
人生レベルで疲れた際に必聴。
オープニングは、フルバージョンの歌詞もまた、濃い。
以下、好きな部分を抜粋。
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なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
嗚呼、アンパンマン……
時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ……
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うーむ、濃いというより、むしろ暗い。
こんなので泣けちゃうのは、やっぱり疲れてるのかなあ、自分。
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