いとうといえども存するは
人の身(いのち)なり。
おしむといえども死するは
人の命(いのち)なり。

【出典】
法然上人『流罪のとき門弟に示されける御詞』
 人の生き死の問題は、思いどおりにはいかないものである。

撮影:沐魚 花フェスタ記念公園 (可児市)


生きていること
生きてゆくことが
つらく
切なくとも

とき来らば
いかに拒めども

死の迎えの使者は
我が胸の扉を
否応なく打ち叩く

急ぐこと
焦ることはない

恰好つけ
飾ることもない

あるがまま
謙虚に
今ある命を喜び

あるがまま
念仏を唱えつつ
生かさせていただこう