天下和順
(てんげわじゅん)


【出典】『大無量寿経』下巻

 (目覚めた人がいるところでは)天下が穏やかに治まり、太陽も月もさわやかである。風や雨もふさわしい時に起こり、天災や疫病も起こらず、国土はゆたかに、人民は平和で、軍隊や武器に訴える必要もない。徳は尊敬せられ、友情はふるい起こされ、礼儀が守られる。

写真:沐魚


何故
何のため

硝煙
処々方々に
立ちのぼり

弾雨
間断なく
流れ降る

戦火あるところ
 悲鳴
 怒号
 怨嗟
 ………

《兵戈無用》
武器はいらない

《天下和順》
世界に平和あれ